Last Updated on 2023年5月1日 by 菅間 大樹
東京都済生会中央病院は、株式会社メジャメンツのサポートのもと、視覚障害者の移動を支援するシステム「ナビレンス」を導入し、4月1日より運用を開始しました。
総合病院カテゴリでは「世界初」となる「ナビレンス」導入
スペイン発祥の移動支援アプリであるナビナンスは、海外では施設内の移動支援のほか、バスや電車の乗り場案内や時刻案内などでも利用されています。今回、東京都済生会中央病院は、株式会社メジャメンツのサポートのもとでナビナンスの導入を決定。通院時のサポートとなることが期待されます。
ナビレンスとは?(以下、プレスリリースより)
スペイン発祥の移動支援アプリで、各所に貼られているアクセシブルなナビレンスコードを読み込むことで、目的地の内容・方向・距離などの案内が表示されるとともに音声で読み上げます。海外では施設内の移動支援だけでなく、バスや電車の乗り場案内や時刻案内なども行われています。「ナビレンス」を使うことで、視覚障害者が一人で移動する際の不安を和らげることができれば、より行動的になって視覚障害者の世界が広がります。そういったお手伝いをするアプリとなっています。
※「ナビレンス」は不安を和らげるためのアプリであり、障害物や突発的な出来事などは検出できません。白杖や盲導犬などを利用して、ご自身の安全に十分ご注意ください。
ナビレンス導入にあたって
東京都済生会中央病院には診療分野以外で国内初の医療機関内店舗のUNIQLOやドトールコーヒーショップ、セブンイレブン、銀座スエヒロがあります。患者さん以外にも地域住民の方や働いている方などどなたでもご利用いただけます。その中で『ナビレンス』ご利用いただき視覚障害者の方が安心して当院にお越しいただける一つの契機になれたらという想いから導入いたしました。今後もいろいろな角度から『新しい病院のカタチ』を皆さまに提供していきたいと考えています。
ナビレンス:https://www.navilens.com/ja/
東京都済生会中央病院について
済生会は明治44年に明治天皇の済生勅語に基づいて創立された恩賜財団で、現在40都道府県に職員64,000人、病院81を擁する日本最大(※当社調べ)の社会福祉法人であり、医療福祉団体です。
東京都済生会中央病院は大正4年に済生会本部直轄の「済生会芝病院」として開院され、戦後の済生会組織改変により「東京都済生会中央病院」となり、現在に至ります。
創立より「済生の精神(分け隔てなくあらゆる人々に医療・福祉の手を差しのべること)」に基づき、生活困窮者支援を含め、必要とされるあらゆる人々に対し医療を行い続け100年以上が経過しました。保健・医療・福祉を含めた広い観点から全ての人々を支えていく病院としてあり続けたいと願っており、社会から誰一人取り残さないというソーシャルインクルージョン活動に取り組んでいます。
メジャメンツについて
メジャメンツはウェブサイトコンサルティングやアクセス解析支援、ウェブアクセシビリティ診断を行うコンサルティングファームです。2018年に障害者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」サービスを開始し、「障害者だからこそ出来る仕事」「障害者でもやりたい仕事」を創出するためにクラウドソーシングシステムの整備・拡大に取り組んでいます。また、2022年10月に有料職業紹介業も開始し、障害者雇用支援も行っています。
病院概要
医療機関名: 社会福祉法人恩賜財団済生会支部東京都済生会 東京都済生会中央病院
施設長 : 院長 海老原 全
所在地 : 東京都港区三田1丁目4番17号
病院種別 : 一般病床
URL : https://www.saichu.jp/
会社概要
社名 : 株式会社メジャメンツ
代表取締役: 上濱 直樹
所在地 : 東京都中央区銀座六丁目13番7号 新保ビル606
事業内容 : WEBサイトコンサルティング、アクセス解析支援、
WEBアクセシビリティ診断
障害者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」の運営