薩摩川内市に新たな障がい者グループホームが開設

鹿児島県薩摩川内市矢倉町に、重度の障がいがある方も安心して地域で自立した暮らしを送れるよう支援する「ソーシャルインクルーホーム薩摩川内矢倉町」が2月1日にオープンしました。この施設は、日中サービス支援型の障がい者グループホームとして、鹿児島県内では2施設目、薩摩川内市内では初めての開設となります。

豊かな自然と活発な地域コミュニティに恵まれた住環境で、ご入居者の豊かな地域生活がサポートされます。地域行政とも連携し、重度の障がいがある方の暮らしの選択肢を広げ、地域で安心して暮らせる環境づくりに貢献していくことが目指されています。

障がい者の「住まい」を支える福祉インフラ

障がいのある方が安心して暮らせるための福祉支援や就労サービスは多様化していますが、「住まい」の選択肢は依然として限られているのが現状です。日常生活で支援が必要な方や、将来への不安を抱えるご家族にとって、地域での生活を支える基盤となる施設が求められています。

障がい者グループホームは、このような住まいに関する課題や不安を抱える方々が、必要な支援を受けながら地域で自立した生活を実現するための重要な役割を担っています。運営会社のソーシャルインクルー株式会社は、「住まいで困っている障がい者が『0』の社会を創る」という理念のもと、全国で障がい者グループホームを展開し、重度の障がいがある方の住まい不足という社会課題の解決に取り組んでいます。

「ソーシャルインクルーホーム薩摩川内矢倉町」の3つの特徴

1. 日中サービス支援型で24時間365日サポート

「ソーシャルインクルーホーム薩摩川内矢倉町」は、日中サービス支援型のグループホームです。これは、重度の障がいがある方や高齢の障がいがある方など、日中に継続的な支援を必要とする方が、24時間365日体制で日常生活のサポートを受けながら暮らせる施設を指します。また、短期入居施設も併設されているため、ご家族の外出時や休息が必要な時、緊急時など、一時的な宿泊先としても利用できます。

2. 一人ひとりの障がい特性に合わせたきめ細やかな支援

重度の障がいがある方も自立した生活を送れるよう、障がいの状況に応じたサポートが24時間体制で提供されます。

  • 日常生活支援: 入浴や排せつなど、日々の生活に必要な介助を行います。
  • 食事: 栄養バランスを考慮したメニューに加え、ミキサー食やお粥など、ご入居者に合わせた食事が用意され、必要な方へは食事介助も行われます。
  • 健康管理: 毎日の健康管理と服薬管理を実施し、病院受診や買い物にはスタッフが同行します。
  • 余暇活動: 日中の施設内では、ご入居者に合わせた余暇活動が提供されます。
  • 金銭管理: 日々の生活に必要な金銭管理もサポートし、自立した日常生活を支えます。

ご入居前には、専門資格を持つスタッフが障がいの状況や必要な介助内容をヒアリングし、一人ひとりの希望や障がいの状況に応じた個別支援計画が作成されます。入居後も、日々の暮らしや進捗の継続的な観察と記録により、状態の変化を早期に把握できる体制が整えられています。支援計画の見直しも法令の定めよりも短いサイクルで行われるため、希望や状態の変化に柔軟に対応し、最適な支援が提供されるでしょう。

3. 安心・安全を追求した住環境と運営体制

日中サービス支援型のグループホームは、昼夜を問わず支援を必要とする方々の生活を支えるため、スタッフ配置体制や施設設備など、運営基準が法令で定められています。

ソーシャルインクルーホームでは、夜間のスタッフ配置を1ユニットあたり2名を基準とするなど、法令で求められる以上の支援体制を方針としています。また、建物はグループホーム開設のために新築されており、バリアフリートイレ、入浴リフト、玄関スロープ、エレベーターが設置されるなど、バリアフリーに対応しているため、車いすの方も安心して生活できます。さらに、防犯カメラやスプリンクラーなど、防犯・防災設備も完備されており、安心・安全な住環境が提供されます。

全国展開で培われた「ソーシャルインクルー品質」を地域へ

ソーシャルインクルー株式会社は、全国に329事業所(2026年1月末時点)の障がい者グループホームを展開しています。各地域での施設運営で蓄積されたノウハウは体系的に集約・分析され、マニュアルや教育プログラムに活用されています。これにより、どの地域でも安定した高品質な支援を提供できる体制づくりが推進されています。

同社が目指すのは、地域差のない「ソーシャルインクルー品質」の支援を全国で実現することです。支援を必要とする地域へ、培ってきた知見と実績を還元することで、その地域の課題解決に取り組んでいます。

今後も、地域社会との連携を深めながら、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会の実現に向けて、全国規模の展開と地域に根差した支援の両立を図っていく方針です。

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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77