音のない世界に「目でみる」応援を創出:CHEER SIGNS

特に注目を集めたのは、デフリンピック100周年という節目に合わせ、音のない世界で戦うアスリートのために開発された新しい応援スタイル「CHEER SIGNS(サインエール)」です。このプロジェクトは、ろう者を中心としたメンバーや現役のデフアスリートとの共創により、拍手や声援といったこれまでの音に頼ってきた応援の常識を変革。誰もが視覚的に想いを届けられるようにしました。

「CHEER SIGNS」は、ENTERTAINMENT、PR、DESIGNの3つの異なる部門で銀賞を、ENTERTAINMENT部門で銅賞を獲得しました。ろう者の身体感覚に基づいた新しい文化を創造し、ダイバーシティ&インクルージョンを実社会に実装した点が国際的に高く評価されています。

ADFEST 2026受賞作品のイメージ

医療の革新に貢献:Smart Eye Camera

医療分野からは、iPhoneを活用した眼科診療用医療機器「Smart Eye Camera」がDESIGN部門およびSUSTAINABLE部門で銅賞を受賞しました。この技術は、テクノロジーとデザインを組み合わせることで医療のあり方を革新し、世界の失明率低減に挑む社会的インパクトが改めて認められました。

多岐にわたるクリエイティビティ

この他にも、OUTDOOR部門では「THE SYNC AD」が銀賞、FILM CRAFT部門では「SOUNDS HUMAN」が銅賞を受賞しています。これらの受賞は、大胆なメディア活用から緻密なクラフトワークまで、TBWA HAKUHODOのクリエイティビティが多岐にわたる領域で高い水準にあることを示しています。

TBWA HAKUHODOは、博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社です。「DISRUPTION®︎」メソッドを中心とした独自のノウハウを融合し、クライアントのビジネス成長に貢献しています。既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいビジョンを見いだすという「DISRUPTION®︎」の哲学のもと、マーケティングに限らずビジネスにおけるあらゆる局面で事業やブランドを進化させるアイデアを生み出し続けています。

TBWA HAKUHODOの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。


Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77