Last Updated on 2020年10月12日 by 菅間 大樹
~混雑状況や設備を可視化・ ユニバーサルツーリズム標準データフォーマットを策定~
横浜ホイールマップ(所在地:神奈川県横浜市、代表:太田 啓介)は、住民や旅行客が公共空間での感染機会を削減し、誰もが安心安全に旅行・移動できることを目的に、オンラインユニバーサルツーリズムデスクプロジェクトを立ち上げました。オンラインユニバーサルツーリズムデスクプロジェクトでは、標準データフォーマットを策定し、施設のバリアフリー・混雑情報を広く多くのアプリ・サービスで利用可能にすることや、データ分析・人々の行動をデータで可視化することにより、住民や旅行客が混雑を避けながら発展的な活動をする、行動の変容を促します。
車いす生活を送る、横浜ホイールマップ代表の太田は、自身が店舗乳展示などの感じた不自由さなどからバリアフリーの状況を調査する活動を展開中。
施設・設備の混雑状況やバリアフリー状況の実態調査や研究、データ整備を進めていたところ、新型コロナウイルス感染対策のため、1人1人が混雑を避ける行動変容の必要性が向上。新型コロナウイルス感染対策と、ユニバーサルツーリズムのICT展開を同時並行して推進することで、誰もが安心安全に旅行・移動できる社会を目指すとのことです。
■横浜ホイールマップ概要
車椅子で入れるバリアフリーの店舗を自主的に調査し、施設の情報をまとめた記事・地図・動画を制作。webサイトの制作や、パンフレット等紙媒体を発行し、バリアフリーの認知啓蒙、広報活動を行っています。
■オンラインユニバーサルツーリズムデスクプロジェクト
1.駅・空港の乗客数、公共施設の利用者数、主要道路の通行量、繁華街の歩行者数等の計測方法の研究
2.ユニバーサルツーリズム(施設のバリアフリー状況・利用状況)の標準データフォーマットの策定
3.データ可視化システムの開発
4.混雑状況(利用状況)データの分析
■ユニバーサルツーリズム標準データフォーマット概要
車いす用階段昇降機、多目的トイレ、オストメイト対応トイレ、点字案内板などユニバーサルツーリズムにおいて必要な言葉が地域や事業者間で統一されていない課題に対応するため、語彙を整理。また、AI等コンピューターでも参照可能なよう、標準データフォーマットを策定。ユニバーサルツーリズム標準データフォーマットは、駅・空港・公共施設の混雑状況(利用状況)や、施設のバリアフリー状況の項目を含んでいます。
■今後の展開
今後も誰もが安心安全に旅行・移動できることを目的に、ICTを活用したユニバーサルツーリズムの活動を実施。
■団体概要
団体名 : 横浜ホイールマップ
所在地 : 神奈川県横浜市中区
代表者 : 代表 太田 啓介
設立 : 2019年7月17日
事業内容: バリアフリー調査および地図・パンフレット制作
URL : https://yamate.yokohama/wheel/