桜十字グループが目指すDE&Iとウェルビーイング

医療・介護・予防医療を軸に「WELL-BEING FRONTIER」を目指す桜十字グループは、「人生100年時代の生きるを満たす」社会の実現に向け、障がい福祉事業を多角的に展開しています。同グループが考えるDE&I(多様性・公平性・包摂)とは、誰もが自分らしくつながり、「ここにいていい」と感じられる毎日を築くことです。

「ピカソ・カレッジ新百合」の活動は、DE&Iがウェルビーイングを生み出す二つのサイクルを体現しています。

1. 「ありのまま」が許容される安心感(Diversity & Equity)

多様性を認め、公平性によって一人ひとりの特性に合わせた環境を整えることは、利用者の方々に「自分を偽らなくてよい」という心理的安全性をもたらします。施設のアトリエでは、色とりどりの絵の具が並び、ご利用者さまそれぞれが自分のペースで制作に向き合います。スタッフは「指導者」ではなく「伴走者」として寄り添い、表現が生まれる瞬間を見守っています。

子供たちの手作りと思われるカラフルなバレンタインの絵が多数飾られた壁面

2. 「社会への貢献」がもたらす誇り(Inclusion)

包摂の本質は、組織や社会の中で「自分の居場所がある」だけでなく、「自分の存在が誰かの役に立っている(役割がある)」と実感することにあります。「ピカソ・カレッジ」は、障がいのある人が「守られる存在」ではなく、社会に彩りをもたらす“表現者”として成長していくための学びの場です。創作活動を通じて、一人ひとりの個性や可能性を引き出しながら、社会とのつながりを育んでいます。

アトリエのような空間で、大きな絵画を制作する人物

黒岩県知事も感銘「ともに生きる社会の理想形」

視察当日、黒岩県知事は、ご利用者さまが周囲の目を一切気にせず、自らの表現に没頭する姿に感銘を受けました。神奈川県知事賞を受賞したTOMO氏は、知事の問いかけにも気づかないほど描画に集中していました。その集中力に触れた知事は、「この集中力こそが、素晴らしい作品を生む源なのですね」「一人ひとり、画風があるから見ていても面白いね」と、クリエイティビティの本質を称賛しました。

知事は、一人ひとりが自らの感性を爆発させる姿に「これこそが『ともに生きる社会』の理想形ですね」と述べ、福祉の枠組みを超え、新しい社会のあり方を体現する施設として高く評価しました。

アトリエのような空間で、真剣な表情でキャンバスに絵を描く若い男性

地域に根ざし、広がるアート活動

設立7年を迎える「ピカソ・カレッジ新百合」のプロダクト・ディレクターである後藤氏は、「やっと地元に根付いてきた実感があります。当初は小さな展示会から始まりましたが、今では県知事賞も頂き、大きな舞台に声をかけていただけるようになりました。毎日新しいアートが生まれるこの場所で、彼らが自信に満ちた表情に変わっていくことこそが、私たちの原動力です」と語っています。

ピカソ・カレッジで生まれた作品は、地域イベントや企業オフィスでの展示などを通じて社会に届けられています。今後はアートや表現活動を通じて社会との接点を広げるとともに、作品のIP活用による新たなビジネス展開も視野に入れながら、「自分らしく表現すること」が社会参加へとつながる未来型福祉のあり方を発信していくとのことです。

桜十字グループについて

桜十字グループは「WELL-BEING FRONTIER 人生100年時代の生きるを満たす」を掲げ、2005年に熊本県の民間病院「桜十字病院」から始まりました。現在は、医療・介護・予防医療のヘルスケア領域において、全国で多岐にわたる事業やサービスを展開しています。

心身の健康にとどまらず、創作活動が人の心を動かし、その喜びが広がっていく状態を目指す同グループは、「身体の健康」に加え、「心の充足」「ヒト・まち・社会のあり方」の三つを基軸に、QOL(生活の質)の豊かな未来を切り拓く「ウェルビーイング・フロンティア」を目指しています。

桜十字グループの詳細は以下のリンクからご覧いただけます。

「sakurajuji」のロゴと「WELL-BEING FRONTIER」のスローガン、多岐にわたる事業内容

会社概要

◎桜十字グループ

  • 創業: 2005年7月
  • 本社: 〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ 森JPタワー27階
  • 熊本本部: 〒861-4173 熊本市南区御幸木部1-1-1
  • 福岡本部: 〒810-0004 福岡市中央区渡辺通3-5-11
  • 大阪本部: 〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 ナレッジキャピタル6階


≪PR【carecollabo】ご利用者にかかわる記録を集約・共有≫

findgood

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77