障がいとLGBTQの交差点から考える福祉と就労:オンラインクロストークイベント開催

2026年2月19日(木)に、オンラインにてクロストークイベント「『私』として働き、生きるために -障がいとLGBTQの交差点から考える福祉と就労-」が開催されます。このイベントは、障がいやLGBTQといった社会的少数者が、自分らしく社会参加し、働くことについて深く考える機会を提供します。

イベントの趣旨と背景

近年、障がい者の社会参加が進み、LGBT理解促進法が施行されるなど、多様な人々が社会で活躍できる環境が整いつつあります。しかし、それに伴い、社会側の準備不足や様々な課題も顕在化しています。

この企画は、休眠預金等活用法助成「社会的居場所を核とした働き方と暮らし方の共生の実現~地域コミュニティにおける障がいのあるLGBTQの受容を目指して」事業の一環として実施されます。

イベントでは、LGBTQのキャリア支援で先駆的な活動を行う「認定NPO法人ReBit」と、地方都市・釧路で障がい当事者支援からLGBTQ当事者にも関わるようになった「NPO法人地域生活支援ネットワークサロン」の事例が報告されます。これらの報告をもとに、福祉的視点から必要な社会的介入について議論が交わされる予定です。

登壇者紹介

青いチェックのブレザーとデニムシャツを着たアジア人男性のポートレート。屋外の緑を背景に、カメラに向かって笑顔を見せています。ビジネスとカジュアルを融合したスタイルです。

藥師 実芳(やくし みか)氏
認定NPO法人ReBit 代表理事

社会福祉士、精神保健福祉士、国家資格キャリアコンサルティング技能士2級。自身がトランスジェンダーである経験から、LGBTQを含むすべての人々がありのままで未来を選べる社会の実現を目指し、20歳でReBitを設立しました。青少年版国民栄誉賞とされる「人間力大賞」の受賞や、世界経済フォーラム(ダボス会議)が選ぶグローバル・シェーパーズ・コミュニティ、オバマ財団が選ぶアジア・パシフィック・リーダーに選出されています。

認定NPO法人ReBitは、日本初となるLGBTQフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリアセンター」を開設し、福祉の枠組みを用いてキャリア支援とメンタルヘルスケアの両面から、「その人らしい自立」を支えるセーフティネット構築に取り組んでいます。

ブロンドのショートヘアの女性の顔を、シンプルな線画と黄色い色で描いたイラストです。笑顔のような表情をしています。

日置 真世(ひおき まさよ)氏
NPO法人地域生活支援ネットワークサロン 代表理事

長女の障がいをきっかけに親の会活動を経て、2000年に釧路市でNPO法人地域生活支援ネットワークサロンを設立。子どもや障がい児者に関する地域課題に当事者が主役となって取り組む地域づくり活動を展開しています。2008年からは研究職への転職を機に、フリーのソーシャルワーカーとして様々な支援現場の後方支援に携わりつつ、支援で出会った若者たちと社会活動を創造することをライフワークとしています。

NPO法人地域生活支援ネットワークサロンは、2000年初頭から障がい児の親の会をはじめ、当事者性を重視した社会参加の機会を保障する活動を続けています。生きづらさを抱えた若者たちの社会参加の試行事業である「若者自立プロセス資源化モデル事業」や、障がいのあるLGBTQを対象とした「カミングアウトから自己表現へ 真の社会参加創造事業」の2つの休眠預金事業を実施しています。

当日プログラム(予定)

  • 事例報告①:ReBitから見える現場
    • 【LGBTQのキャリア支援が、なぜ福祉に接続していくのか】
  • 事例報告②:地域生活支援ネットワークサロンから見える現場
    • 【地方都市・釧路での当事者性と社会参加の実践-マルチマイノリティの実態、マジョリティの課題- 】
  • クロストーク①:構造を読み解く
    • 【テーマ:社会的少数者の顕在化の中で、障がい者就労はどう変わるか】
  • クロストーク②:福祉的視点からの社会的介入
    • 【テーマ:何に、どの段階で、どう介入するのか】

開催概要

項目 詳細
日程 2026年2月19日(木)13時半から15時
場所 オンライン開催
参加費 無料
定員 80名程度 ※お申込多数の場合、先着順でご案内します
お申込先 https://forms.gle/TKTGUZhvy4sXGngCA

主催・お問い合わせ先

緑色の葉っぱのようなキャラクターが笑顔で立っているロゴマークです。下には「HOKKAIDO NPO FUND」と「北海道NPOファンド」の文字が書かれており、団体のシンボルを表しています。

主催:認定NPO法人北海道NPOファンド

この法人は、市民、企業等から広く資金等の資源を募り、市民による自発的な公益活動を実践する市民活動団体(NPO)への助成事業及び、持続可能な地域社会の仕組みづくりに資する活動を行うことを目的としています。

後援:札幌市

お問い合わせ先:
認定NPO法人北海道NPOファンド(高山、遠藤)
〒064-0808 札幌市中央区南8条西2丁目5-74 市民活動プラザ星園201号室
メール:npofund@npo-hokkaido.org
電話:011-200-0973 / FAX:011-200-0974

関連リンク:https://npoproject.hokkaido.jp/?p=4262

この機会に、障がいとLGBTQの交差点から、多様な人々が「私」として働き、生きるための社会のあり方について考えてみませんか。皆様のご参加をお待ちしております。

お申込はこちらから:https://forms.gle/TKTGUZhvy4sXGngCA

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77