障害福祉・高齢者介護分野の革新的アイデア
DCON2026の本選出場チームの中には、障害福祉や高齢者介護といった分野の社会課題解決に挑む、心温まるプロダクトが多数含まれています。
⑥ 久留米工業高等専門学校(チーム名:超音サンマ)
作品名:Atelier-I
視覚障がいのある高齢の家族との実体験から生まれた「Atelier-I」は、白杖では気づきにくい障害物への衝突リスクを解決するシルバーカーです。カメラとセンサーが周囲の危険を検知し、ハンドルの振動と音声で直感的に警告することで、高齢者が安心して一人で外出できる社会の実現を目指します。歩行補助とAIによる「目の代わり」を一台で叶える、画期的な取り組みです。
⑦ 沖縄工業高等専門学校(チーム名:Omoide.lab)
作品名:VocaSense ~声の揺らぎが知らせる認知症のサイン~
日常会話から認知症の兆候を早期に発見する「VocaSense」は、声の揺らぎに着目したプロダクトです。生成AIによるデータ合成で学習データ不足を克服し、会話のテキストと音響トーンから認知症の進行度を3段階で判定します。プライバシーに配慮したエッジコンピューティングを採用した機体を部屋に置くだけで、高齢者の健康寿命延伸と介護DXに貢献することを目指しています。
⑩ 神山まるごと高等専門学校(チーム名:codell)
作品名:KIDUKI
介護現場の人手不足と知識の属人化という課題に対し、「KIDUKI」はARとAIを活用し「今・誰に・何をすべきか」を即座に可視化します。経験の有無に関わらず、誰もが質の高い介護を提供できる環境をテクノロジーで支援し、介護現場のDX化と働きやすさの向上を目指すプロダクトです。
これらのチームの発表は、未来の障害福祉や高齢者介護が、テクノロジーの力によってどのように変わっていくのか、大きな期待を抱かせます。
MCにヒャダイン氏と佐竹美希氏、DCON実行委員長 松尾豊教授もコメント
本選のMCは、昨年に引き続き音楽クリエイターのヒャダイン氏と、富山高専卒のフリーアナウンサー・佐竹美希氏が務めます。異なる立場から高専生の挑戦やプレゼンテーションの魅力を引き出します。
IT・AI人材育成と起業家創出への貢献
日本では2030年に最大約79万人のIT人材不足が見込まれており、AIをはじめとする高度デジタル人材の確保は喫緊の課題です。また、政府は起業家10万人の創出を目標に掲げています。DCONは、このような背景のもと、実践的・創造的技術者を養成する高専生が、技術と事業性を両立した事業を創出する場として、これまでに12社のスタートアップ企業を輩出してきました。
高専生が持つ「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を組み合わせ、社会実装につながる人材を育成することで、未来の社会を支えるリーダーシップを発揮する人材の輩出を目指しています。
新設された「特別展示賞」「オーディエンス賞」
本年度より、二次審査を通過できなかったチームの挑戦や技術的成果を社会に広く伝えるため、「特別展示賞」と「オーディエンス賞」が新設されました。順位や勝敗だけでなく、学生が社会課題に向き合い、技術と事業の両立に挑むプロセスそのものに価値があるというDCON実行委員会の理念が表れています。これにより、より多くの高専生が社会との接点を持ち、自身の挑戦を次の一歩につなげる機会を得られます。
メンターによる伴走支援
本選出場チームは、国内外で事業創出や技術実装の最前線に立つ一流のメンター陣から、事業化に向けた深い伴走支援を受けます。メンターは、単なるアドバイス役ではなく、学生の技術・アイデアを事業として成立させる視点で深く関わるパートナーとして機能します。学生たちはメンター陣との直接の対話やフィードバックを通じて、自らの仮説をブラッシュアップし、技術的実装の課題を解決し、事業としての方向性を明確にしていきます。
DCON2026 本選のライブ配信情報
2026年5月9日(土)12:00~17:30には、DCON2026本選プレゼンテーション・表彰式が下記のプラットフォームでライブ配信されます。
高専生たちの熱い挑戦と、未来を拓く革新的なアイデアをぜひご覧ください。
DCON2026 開催概要
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主催: 日本ディープラーニング協会、全国高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ
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本選日程: 2026年5月8日(金):技術審査会、特別展示・投票、2026年5月9日(土):本選プレゼンテーション、本選出場チーム作品展示、特別展示・投票、表彰式
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会場: ヒカリエホール
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公式サイト: https://dcon.ai/
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公式Facebook: https://www.facebook.com/DCON123/



