世界18カ国・地域で活動するAAR Japan[難民を助ける会]が、新たな支援プロジェクトの資金募集を開始しました。今回の対象は、北アフリカのスーダンと中央アジアのタジキスタンです。「まるごとプロジェクト募金」と銘打ち、障がい者や内戦の影響を受ける人々の生活改善を目指します。

スーダンでは、長年の内戦による地雷被害や「マイセトーマ」という感染症により、四肢切断を余儀なくされた人々が多く存在します。2023年4月に勃発した新たな内戦により、状況は一層深刻化しています。このプロジェクトでは、7~10人の障がい者に義手義足を提供し、歩行訓練を実施します。必要資金は150万円です。

一方、タジキスタンでは、女性の社会進出が遅れており、特に障がい児を持つ母親や障がいのある女性が社会から孤立しがちです。そこで、6人の女性を対象に6カ月間の縫製研修を行い、修了後にはミシンなどの開業支援を行います。これにより、自宅で仕事ができる環境を整え、経済的・社会的自立を促進します。このプロジェクトには115万円の資金が必要です。

募集期間は2024年10月から資金が集まり次第終了となります。一口115万円からの寄付を受け付けており、個人や法人を問わず広く支援を呼びかけています。国境を越えた支援の輪が広がることが期待されます。

まるごとプロジェクト募金

  • 募集期間:2024年10月~資金が集まり次第終了
  • 募集金額:一口115万円~
  • 特  徴:①日本人駐在員がプロジェクトの進捗や成果を丁寧に報告します。
    ②ご支援による提供物資に個人や法人名を記名したステッカーを貼付します。

▼お問い合わせ・資料請求:特定非営利活動法人 難民を助ける会

TEL : 0120-786-746(フリーダイヤル)/ email : info@aarjapan.gr.jp
当キャンペーンサイト: https://aarjapan.gr.jp/campaign/marugoto/
担当:園城(おんじょう)、桐生(きりゅう)

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77