Last Updated on 2025年12月20日 by 菅間 大樹

日韓の比較から見出すインクルーシブ教育のヒント

隣国である韓国では、2008年の障害者権利条約批准以降、インクルーシブ教育の拡充が積極的に進められてきました。具体的には、高校入試の廃止、通常学級での教員加配、法制度の整備などが挙げられます。

本シンポジウムでは、韓国から障害児教育に精通した研究者や当事者を招き、日本の専門家とともに活発な意見交換が行われます。両国の教育制度や社会背景の類似点・相違点を見つめ、今後の制度改善に向けた貴重なヒントを得る機会となるでしょう。

勉強する学生の様子

開催概要

  • イベント名: インクルーシブ教育を推進し、実現するための日韓国際シンポジウム
  • 日時: 2026年1月31日(土)13:00~16:30
  • 開催方法: ハイブリッド開催(対面+オンライン)
  • 会場(対面): TKP新橋新虎安田ビル NIKAI
  • 〒105-0004 東京都港区新橋4丁目3-1 新虎安田ビル2階
  • 参加費: 無料(事前申込制)
  • 会場定員: 80名(先着順)

プログラム(案)

  • 主催者挨拶:平野みどり(DPI日本会議 議長)
  • 来賓挨拶:国会議員/都議会議員(調整中)、イ・ヨンソク(韓国DPI 会長)
  • 趣旨と資料説明:崔 栄繁(DPI日本会議 議長補佐)
  • 韓国側基調報告:キム・ギロン(中部大学 教授・特殊教育)
  • 韓国の教育現場の報告:全国特殊教師研究会の現役教員3名
  • 日本側報告:小国 喜弘(東京大学 教授)
  • ディスカッション

※主催者挨拶、来賓挨拶、趣旨と資料説明はウィスパリング通訳に対応します。

情報保障

シンポジウムでは、以下のような情報保障が提供されます。

  • 手話通訳
  • パソコン筆記
  • テキストデータ資料
  • 点字資料(紙またはデータ)

視覚障害のある方への資料提供にも対応しています。

参加申し込み方法

参加を希望される方は、下記のイベントページよりお申し込みください。

https://www.dpi-japan.org/blog/events/20260131/

ウェブフォームでの申し込みが難しい場合は、以下の情報を記載の上、メールでもお申し込みいただけます。

  • 参加方法(会場 or オンライン)
  • お名前(ふりがな)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 所属団体(あれば)
  • 情報保障の希望(パソコン筆記・手話・テキスト・点字)
  • 車いす使用の有無
  • 介助者の人数

【メール宛先】
office_jp@dpi-japan.org

主催・後援・協力・助成

  • 主催: 特定非営利活動法人 DPI日本会議
  • 後援: 東京大学大学院教育学研究科バリアフリー教育開発センター
  • 協力: 韓国DPI、スクールボイスプロジェクト
  • 助成: 真如苑

DPI日本会議について

DPI(障害者インターナショナル)日本会議は、障害当事者が中心となり、あらゆる差別や排除のない社会の実現を目指す全国組織です。障害者権利条約の実現や教育・交通・労働など、あらゆる分野における政策提言・啓発活動を展開しています。

公式サイト:https://www.dpi-japan.org/

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77