損害保険ジャパン株式会社、株式会社プライムアシスタンス、SOMPO美術館は、東京都が西新宿エリアで実施する「障害のある方等の外出をサポートするスマートサービスの実証事業」に参画することを発表しました。

視覚に障害のある方が持つスマートフォンの映像を通じて、専門のオペレーターが視覚情報を提供するサービス

同事業では、損保ジャパンとプライムアシスタンスが、2024年11月15日から11月28日の期間中、視覚に障害のある方を対象とした遠隔サポートサービス「アイコサポート」を提供し、その有用性や活用可能性を検証します。また、SOMPO美術館は、障害のある方や配慮を必要とする方と施設をつなぐスマートフォン向けアプリ「袖縁」※を活用する施設として参加します。

※株式会社袖縁(代表取締役:友枝敦)が提供するスマートフォンアプリ。障害のある方や配慮を必要とする方が簡単に施設へ連絡でき、円滑なコミュニケーションを支援するツールです。詳細は袖縁のウェブサイト(https://www.sode-en.net/)をご覧ください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000445.000078307.html

アイコサポートについて

3.障害のある方等の外出をサポートするスマートサービスの実証事業について

 東京都は、デジタルの力を活用し、都民のQOL(生活の質)を向上させる「スマート東京」の実現に向けて、さまざまな取組みを進めています。本事業は、東京2025デフリンピック開催まであと1年となる2024年11月に、都庁やその周辺施設、店舗が連携し、障害のある方・配慮を必要とする方の外出時の困りごとの解消をサポートするスマートフォン向けアプリを活用したスマートサービスの実証を行い、その有用性や活用可能性などを検討するものです。

 本事業において、損保ジャパン、プライムアシスタンスは、視覚に障害のある方を対象に「アイコサポート」を提供することで、西新宿エリアでの移動や買い物等をサポートします。また、SOMPO美術館は、美術館に来館される障害のある方や配慮を必要とする方と、アプリ「袖縁」を通じて事前にコミュニケーションを取ることで、来館時に必要なサポートを利用者に提供します。

 詳細は東京都の報道発表資料をご覧ください。

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/10/17/03.html

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菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77