「Choice, Clarity, Co-Design」をテーマに

「ハッタツソンフェス2026」のテーマは「Choice, Clarity, Co-Design」です。本イベントでは、参加者とともに「選択肢のある、見通しのよい環境を創る」世界を目指しています。一人ひとりに合った環境を提供するためには、静けさを好む人もいれば賑わいを心地よく感じる人もいるように、多様なニーズに応じた選択肢の提供が不可欠です。また、次に何が起こるか、今何が行われているかが見通せる環境は、不要な混乱や不安を軽減します。さらに、当事者の視点を初期段階から取り入れ、ともに考え、形にしていく「Co-Design」の重要性が強調されています。

イベントの背景と目的

見えづらい違いを持つ人の視点を活かした製品やサービス、環境づくりは少しずつ進展していますが、まだ広く知られていない現状があります。ハッタツソンフェスは、こうした先進的な取り組みを発信し、社会とのつながりを深める場として企画されました。また、当事者が必要な情報や選択肢に出会える機会を提供し、当事者、企業、地域社会が協力してより良い社会を考える場を目指しています。

多彩なプログラムと登壇者

イベントでは、専門家や当事者によるトークセッション、企業・大学による実践紹介、当事者の視点を活かして生まれた製品やサービスの展示ブースなど、多岐にわたるプログラムが予定されています。各トークセッションでは、UDトークによるリアルタイム字幕も提供され、参加者のアクセシビリティに配慮しています。

オープニングセッションでは、Navy Federal Credit Unionのテクニカルアクセシビリティ責任者であるJaunita Flessas(ファニータ・フレサス)氏が登壇し、「声が社会を動かす:海外で“アクセシビリティ”が制度になった道のりと、認知の多様性のこれから」について語ります。英語による事前収録動画を、運営メンバーによる解説や要約を交えながら視聴します。

大学セッションでは、大阪大学と大阪電気通信大学が、学生の課題管理アプリ開発や「いろんな居場所」を創る協働デザインの実践を紹介します。企業セッションでは、株式会社モリサワ、アルファサード株式会社、株式会社コンセント、フェルマータ合同会社、株式会社電通デジタルなどが登壇し、ニューロダイバーシティや認知の多様性をテーマにした取り組み、情報発信、働く環境づくり、製品・サービス開発の実践が紹介されます。

クロージングセッションでは、Neurodiversity at Work株式会社 代表取締役の村中直人氏が「見えづらい“ちがい”を活かす環境の整備〜脳の多様性にもとづくニューロインクルーシブデザインの話〜」と題し、フェスの締めくくりとして、違いを前提とした環境づくりや脳の多様性を踏まえた社会のあり方について考えを深めます。

詳細なセッション内容や登壇者については、特設サイトをご覧ください。
ハッタツソンフェス2026セッション紹介

展示ブースと交流会

会場には企業や大学による展示ブースが設けられ、実際のプロダクトや取り組みが紹介されます。現地での展示鑑賞や交流会を通じて、多くの参加者が情報交換やネットワーキングを楽しめる時間が設けられています。

出展企業一覧は特設サイトで確認できます。
ハッタツソンフェス2026展示ブース紹介

こんな方におすすめ

  • 発達障害や多様な視点を活かした取り組みに興味がある方
  • アクセシビリティやインクルーシブデザインに関心のある企業・団体の方
  • 当事者や支援者の声を聞き、社会の課題や可能性を深く知りたい方
  • アクセシビリティに配慮した製品や、インクルーシブな取り組みを行っている企業・製品・サービスについて知りたい当事者や支援者の方

イベントのアクセシビリティ

誰もが安心して参加できるよう、リアルタイム字幕提供(UDトーク)、休憩スペースの確保、バリアフリー対応の会場設備が用意されています。

開催概要

  • イベント名: ハッタツソンフェス2026
  • 開催日時: 2026年4月3日(金)14:00~20:00(受付13:30~)
    • 途中休憩あり、途中入退出可
  • 会場: QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)
    • 所在地:大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15-82
  • 開催形式: 会場参加/オンライン参加(YouTube LIVE予定)
  • 参加費: 無料
  • 主催: 合同会社Ledesone
  • 協賛企業: アルファサード株式会社、株式会社電通デジタル、株式会社モリサワ、株式会社コンセント、株式会社インフォアクシア、牛乳石鹸共進社株式会社、株式会社ツルカメ、フェルマータ合同会社、NPO法人アイ・コラボレーション神戸、株式会社カミタ 凸凹といろ。、株式会社マイキャリア、エクスポート・ジャパン株式会社
  • 後援: 大阪府、大阪大学
  • 申込方法: 特設サイト・Peatixより受付中

関連企画「春のスナックAllright」

ハッタツソンフェスの翌日、2026年4月4日(土)には、フェリシモが展開する「オールライト研究所」と大阪・梅田の共創施設Blooming Campとの対話型イベント「春のスナックAllright」が開催されます。

  • イベント名: 春のスナックAllright
  • 日時: 2026年4月4日(土)14:00~16:00
    • 開場:13:00
    • イベント開始:14:00~
    • 交流タイム:16:00~17:00(退場自由)
  • 場所: Blooming Camp 内 Blooming Kitchen
    • 大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 3F
  • エントリー締切: 2026年4月1日(水)15:00まで

合同会社Ledesoneについて

合同会社Ledesone(レデソン)は、「ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくる」をミッションに掲げ、2018年3月に創業し、2020年7月に法人化しました。認知特性やコミュニケーションなどの見えづらい困りごとや特性を持つ人の視点を活かしたインクルーシブデザイン推進の事業を展開しています。法人向けには、当事者モニターを活用したリサーチやワークショップを通じて、商品・サービス開発の改善や働く環境の改善支援などを行っています。

合同会社Ledesone公式サイト

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77