なぜ今、LYNXSが必要とされているのか
在宅医療・介護の現場では、多様な専門職が一人の利用者を支えていますが、その連携は依然として電話やFAX、対面に大きく依存しています。これにより、専門職の業務負担は非常に大きいのが現状です。また、新しいICTツールの導入は、ITに不慣れな職種にとって高いハードルとなり、「使える人だけが使う」という分断を生み出しています。さらに、ツール間で情報共有ができないため、連携の効果が限定的であるという課題もありました。
地域包括ケアに本当に必要なのは、「誰一人取り残さず、全員が自然につながれる」仕組みです。LYNXSは、既存のアプリを全て「繋ぐ(リンクする)」という、これまでのアプローチとは全く異なる発想で設計されています。
LYNXSの3つの革新
LYNXSは、地域包括ケアの現場に以下の3つの革新をもたらします。
1. 使い慣れたツールのまま連携できる
ショートメッセージ、LINE、Chatworkなど、専門職が日常的に使い慣れているツールを通じて情報を受け取れるため、新たなアプリを習得する必要がありません。これにより、年齢やICTスキルに関わらず、全ての関係者が連携に参加できます。

2. 数クリックで完結する連携業務
他事業所への利用者受け入れ打診、担当者会議などの日程調整、関係機関への情報共有といった、従来は電話やFAXで何度もやり取りが必要だった業務が、数クリックで完結します。これにより、専門職の業務負担が大幅に軽減されます。
3. 個人情報保護に配慮した段階的な情報開示
打診段階では個人を特定できない情報のみを共有し、受け入れが確定した相手にのみ、ワンクリックで詳細情報を開示できます。個人情報が含まれる場合は通知のみにすることも可能で、個人情報保護と業務効率化を両立する仕組みです。
実証実験を経て新機能をリリース
実証実験で現場から寄せられた声を受け、LYNXSには新機能として「連絡帳機能」が追加されました。この機能は、専門職と利用者家族の両方を支えることを目指して開発されています。利用者ごとに2種類のチャットを選択できます。
- 専門職チャット:医療・介護の専門職のみでやり取りを行います。専門用語を用いた率直な議論や、方針決定前の協議が可能です。
- 連絡帳(家族チャット):利用者家族も含めてやり取りを行います。事前に話し合われた統一の見解を家族に伝えることで、家族の不安を軽減し、信頼感を醸成します。


サービス概要
- サービス名: LYNXS(リンクス)
- 提供形態: 完全招待制の多職種連携プラットフォーム(無料)
- 対象: ケアマネジャー、訪問看護、訪問介護、薬局、地域包括支援センター、病院、クリニック、施設、福祉用具、行政など、地域包括ケアに関わる全ての専門職および利用者家族
- 主な機能:
- 他事業所への利用者受け入れ打診
- 担当者会議などの日程調整
- 関係機関への情報共有
- 専門職チャット(専門職のみ)
- 連絡帳機能(家族を含めたコミュニケーション)
サービスに関するお問い合わせは、以下のURLから可能です。
https://lynxs.biz/#request
今後の展望
LYNXSは、平時の地域包括ケアだけでなく、自治体の重層的支援体制や災害時の情報連携にも対応できる社会インフラとなることを目指しています。日本の医療費・介護費約70兆円のうち、人件費は約28兆円を占めるとされています。LYNXSによる連携効率化を通じて、約1兆円規模の価値創出を目標に掲げ、地域包括ケアの質向上と持続可能性の実現に貢献していくとのことです。
群馬県・山梨県での実証実験で得られた知見を活かし、今後は全国47都道府県での展開を視野に入れ、各地域での実証実験提案を進めています。将来的には、日本初の社会インフラとして世界への展開も見据えています。
株式会社LYNXSについて
- 代表取締役: 伊藤 由起子
- 設立年月日: 2024年5月17日
- 所在地: 〒105-6415 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
- 事業内容: 地域包括ケアにおける多職種連携プラットフォームの企画・開発・提供
- URL: https://www.lynxs.biz/
代表プロフィール:伊藤 由起子
日本のIT黎明期から40年以上現役プログラマーとして活躍するIT業界のパイオニアです。25歳で株式会社ゼストを創業し、36年間にわたり代表取締役として経営を牽引しました。2024年5月、株式会社ゼストの取締役会長を退任し、「誰一人取り残さない多職種連携」の実現を目指して株式会社LYNXSを設立。自らが現場課題を起点に設計し、ICTが苦手な職種でも使えるDXを徹底追求しています。平時の地域包括ケアに加え、自治体の重層的支援体制や災害時の情報連携にも資する社会インフラの構築に挑戦しています。
本件に関するお問い合わせ先は、株式会社LYNXS 広報担当(Email: press@lynxs.biz)まで。
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