終活キットの企画・販売を行う株式会社はっぴぃandプロジェクト(大阪市中央区、代表取締役:辻瑞惠)から、2024年10月17日(木)、障がいのある子の「親なきあと問題」や「老障介護問題」の一助となる終活キット『ゆいごん白書®』を発売されました。

厚生労働省の推計によれば、日本の障がい者は約1,164万人(2023年現在)にのぼり、総人口の約9.3%を占めています。障がいのある子を持つ親にとって、「親なきあと問題」は深刻な課題です。「この子を残しては死ねない」という切実な想いを抱える親御さんが高齢化し、「老障介護」も社会問題化しています。

親の死は避けられない現実です。子どもを託す施設や支援者に事前に伝えておくべき情報は多岐にわたりますが、何をどのようにまとめればよいか悩む親御さんも少なくありません。

株式会社はっぴぃandプロジェクトから発売された「親なき障がい者の未来をMAMORU『ゆいごん白書®』」は、障がいの詳細やできること・できないこと、クセやこだわり、日常生活、コミュニケーション方法などをチェック形式で簡単に記入できる終活キットです。将来、子どもを支援する方に知っていただきたい情報を一目で把握できるよう工夫されていますた。さらに、3枚の複写式となっており、施設や後見人、親族など3名に渡しておくことが可能です。

制作にあたり、障がいのある子を持つ親御さんや「親なきあと問題」の専門家、施設関係者と協力し、1年半をかけて完成。発売前から多数の問い合わせがあり、既に5か所での説明会・講習会も決定していまるとのことです。

【障がいのある子を持つ親の現状】

厚生労働省のデータでは、障がい者の約95.8%が在宅で生活しており、施設入所は4.2%にとどまります。障害者手帳を所持する20歳~64歳の割合は、身体障がい者で23.5%、知的障がい者で60.5%、精神障がい者で70%と、知的・精神障がい者の割合が高く、その親世代は50代から80代以上に達しています。また、65歳未満の障がい者の同居者は「親」が65.6%と最も多く、「親なきあと問題」や「老障介護」は深刻さを増しています。

【講習会・説明会も決定】

障がいのあるお子さんを持つ親御さんたちの団体から要望をいただき、11月に神戸市や大阪市(中央区・北区)、松原市(大阪府)の5か所で、親なき『ゆいごん白書®』を用いた講習会・説明会を開催することが決定しました。

【商品概要】

商品名:親なき障がい者の未来をMAMORU『ゆいごん白書®』

発売日:2023年10月17日(木)
販売価格:3,300円(税込)
販売方法:自社サイト、ホームページにて販売
URL:https://yuigonhakusho.com/oyanaki/

■会社概要

会社名:株式会社はっぴぃandプロジェクト
所在地:大阪市中央区久太郎町3丁目1-15 メビウス御堂筋本町BLD703
代表者:代表取締役 辻 瑞惠
設立:2019年2月4日

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77