【内容情報】(出版社より)
喘息やうつ状態、そしてひきこもり等を経験した著者が、ポーランドの大学院にて政治学博士号(社会政策)を取得した後、ポーランドにある保育園で3年間程勤務した体験をもとに空想物語を加えたお話。
泣いている子ども達をあやしたり、前に進めないでいる子ども達を励ましたり、良くない行動をしている子ども達を諭したりしているうちに、著者自身が「実は自分も、多かれ少なかれ、根本的には似たような行動をしている」という意識を持った。
そして、「世の中には、自分の力だけでは出来ないことがある。それでも、折角の人生ならば、自分の方としてどうしたら良かったのか、どうすれば良いのか」を考えるようになった。
そのうち、クリスチャンである著者は、聖書にある言葉の励ましや叱咤激励に改めて気付かされる。
主人公の太郎くんの言葉に、「物事の見方を変えれば、心が楽になるときがある」という著者自身の体験からくる思いを込めている。
ちなみに太郎くんは、著者の家に20年以上いた猫がモデルになっている。
あらすじ
猫の太郎くんは保育園に通っています。
今年から、双子の弟と妹、こうちゃんとみいちゃんも同じ保育園に通いだしました。
保育園には、さまざまなお友達がいます。犬のきくちゃん、うさぎのぴいちゃん、虎のたいくん、サイのつーちゃん、ぞうのはぱちゃん、狸のぽこくん、熊のひいくん、豚のとこちゃん、狐のててくん、猿のもこちゃん、シマウマのまいちゃん、カワウソのりんくん。
きりんのきき先生が担任で、ライオンのねら先生が補助の役割をしています。
保育園では色々なことがあり、お友達も色々な行動をとります。
きちんと先生のお話を聞くときもあれば、聞かないで自分の好きな行動をとるときもあります。終いには喧嘩になってしまったり、前に進めないままでいたり、グループに分かれてしまったりすることもあります。
そんなみんなの行動について、太郎くんは考えます。パパやママが言っていたことや自分が体験したことと合わせながら。
- 発売日 : 2021/2/3
- オンデマンド (ペーパーバック) : 152ページ
- ISBN-10 : 4802091532
- ISBN-13 : 978-4802091534
- 出版社 : NextPublishing Authors Press
- 言語 : 日本語