【内容情報】(出版社より)
発達障害……親が語らなければ意味がない、長期的な実例でなければ価値がない。
▶︎この分野でなかなか紹介されることのない、長期的な実例の報告・共有を目的に2017年からスタートした「発達障害」セミナー。そのダイジェストが1冊の本になりました。
▶︎メディアで報道される「発達障害/発達の遅れ」のイメージがいかにステレオタイプに満ちているか……。この本には、教育・学習の積み重ねを通して大きく変わり自信をつけていく子どもたち、そして親の姿があります。発達障害児のイメージが一新されるとともに、「これからの療育・特別支援教育はどうあるべきか」が視野に入るにちがいありません。
▶︎対象 : 保護者、学校関係者、福祉関係者など
【主な特徴】
◎対談形式だから、読みやすい、わかりやすい
◎10年以上に及ぶ実例だから、子育て・指導のヒントになり、見通しが立つ
◎25年の指導実績に基づく具体的な事実・エピソードが多数
◎幼児期の過ごし方、家庭学習の進め方、いじめ対策、学校との連携に役立つ
◎時系列情報のポイントを「成長のフローチャート」図として紹介
◎幼児期と最近の学習の記録(絵日記、作文、学習ノート、新聞づくり、など)も掲載
【7つの実例と保護者の言葉】(年齢・学齢は体験発表当時のものです)
(1) 小学校教師と中学3年生(「自閉症」)……「先生方の強さが背中を押してくれました。そうでなかったら、不安の中で前へ進めなかったと思います」
(2) 会社員と中学3年生(「自閉症」「広汎性発達障害」)……「『ああ、本当に成長したな。こんな日が来るとは思ってもみなかった』という気持ちが起きまして、ぐっと来るものがありました」
(3) 医師と高校1年生(「自閉傾向の強い広汎性発達障害」)……「子どもであれば、『この子をどのような道に導いていかなければならないのか』を考えなくてはいけないと思うのです」
(4) 元看護師と高校1年生(「自閉症・発達遅滞」)……「『学校へ行きたくない』とは一度も言ったことがなかったです」
(5) 主婦とミドルスクール8年生(「高機能自閉症」)……「『まずは学習』ということにすごくびっくりしちゃったんですね」
(6) 会社員と社会人2年目21歳(「知的遅れを伴う広汎性発達障害」)……「幼児期からの学習習慣の積み重ねがなければ高校3年間の成長はなかったと改めて感じました」
(7) 主婦と社会人1年目23歳(「難聴」「自閉症・ADHD」)……「なぜここまでご挨拶の時間をかけるのか、学習をしに来た私としては『えっ』という気持ちもあるんです。学習時間も短くなるとか。でも、これが大切だったんだって……」
- 発売日 : 2021/4/30
- 単行本 : 168ページ
- ISBN : 978-4991185908
- 出版社 : 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム
- 言語 : 日本語