【内容情報】(出版社より)
〈目的〉
このワークブックは、算数が苦手でも「わかる」「できる」ようになることを目的に作りました。基礎・基本の習得や授業を補うために使います。
この単元では、かけ算(九九)や足し算の筆算はできるけれど、かけ算の筆算は自信がないというときに役に立ちます。できるだけ多くの子どもが「わかる」「できる」ように、通常の筆算ではなく、その成り立ちである位ごとにかけ算していく方法を採用しています。それでも、九九や足し算の筆算が苦手なままだと、あまり効果は期待できません。場合によっては、ますます自信をなくしてしまいますから、まずその復習から始めてください。
〈基本的な構成〉
達成感を重視して、大問あたりの問題数を少なくしています。一度に多くの問題を解かせて、間違うリスクを増やすのではなく、少ない量で間違いを減らし、大問の数を増やすことで習熟を図っています。
また、身につける学習内容を吟味して、情報量が多過ぎないよう繰り上りの計算を5つに分割し、他の内容をあわせて8つの項目にしました。さらに、分割された内容を〈ためしにやってみましょう〉と〈練習しましょう〉の二段階で進めていく構成になっています。
・〈ためしにやってみましょう〉は、身につける学習内容が理解できているかを確認することが目的です。大問あたり2問から3問のみとなっていて、学習内容の説明後に1から始めます。ここでできなかった場合は、説明していることがわかっていないと判断できます。解答後に次の問題に進むのではなく、再度学習内容の説明が必要です。そして、あらためて次の2でわかっているかを確認します。全部で2回または3回まで繰り返すことができます。わかっていることが確認できれば、全部を解く必要はありません。
・〈練習しましょう〉は、理解できた学習内容の習熟を目的としています。学習内容が既にわかっていることを前提に、何度も繰り返しながら自分のものにしていきます。多少の間違いは気にせず1から順番にすべてを解きます。1→答え合わせ→2→答え合わせ、という順番で進めていきます。もし同じような問題を繰り返し間違えるようであれば、一旦立ち止まって、再度説明や練習をする必要があります。
・〈復習しましょう〉というページが一部にあります。ここでは、身につけてきた学習内容が整理できず混乱してしまう可能性があることから設けられています。次の内容に移る前に必ず解いて頭の整理をしてください。多少の間違いは気にせず順番に進めていきます。もし同じような問題を繰り返し間違えるようであれば、一旦立ち止まって、再度説明をする必要があります。
{詳しい解説〉
このワークブックの最後に解答がありますが、「もくじ」にあるQRコードでアクセスすると、詳しい解説が載っています。各ページの問題がどのような目的で設けられているのか、どのような点に気をつけたら良いのかなどがわかるようになっています。
- 出版社 : NextPublishing Authors Press
- 発売日 : 2021/6/28
- オンデマンド (ペーパーバック) : 63ページ