【内容情報】(出版社より)

●内容紹介
はしがき

序章 ソーシャルワークの新しい可能性

はじめに
1.本書の執筆に至る経緯
2.批判はどこまで到達しているのか
3.本書が明らかにしたいことと,そのための具体的構成

第1章 批判はどこまで到達しているのか――本書において明らかにしたいこと

はじめに
1.従来の議論から提出できたこと
2.本書の課題と問題意識

第2章 「実践の科学化」の方法論――「当事者」として何を引き受けることができるのかという問いを中心に

はじめに
1.「質的研究」への関心
2.「参加型アクション・リサーチ」という方法の採用について
3.いかなる事象に対して,どのようにアプローチするか

第3章「 間柄的関係」の実践――「地域包括支援センター」の実践を例に

はじめに
1.「地域包括ケアシステム」を構成するサブシステムについて
2.事例=エスノグラフィーの実際
3.「バイオ・サイコ・ソーシャルモデル」に依拠した生活の包括的支援についての理解
4.「互助・共助の社会関係」が意味するもの

第4章「共感」から生まれる関係性のあり方――「あおやま広場」のコミュニティ・エンパワメント・スキームを例に

はじめに
1.「地域共生社会」構築の技法への関心
2.地域ニーズのアセスメント――「生活課題実態調査」の実施
3.介入計画の立案(プランニング)
4.計画の実施(アクション)のプロセス
5.「アクション」の評価(エヴァリュエーション)のプロセス
6.考察

第5章「対話」による公共的空間の構築――中津市地域福祉計画・地域福祉活動計画の策定プロセスを例に

はじめに
1.中津市の概要
2.「地域福祉計画」と「地域福祉活動計画」の一体的策定
3.計画策定に向けた「作業部会」の活動プロセス
4.「作業部会」の具体的な検討内容
5.策定された「第三次中津市地域福祉計画・地域福祉活動計画」の内容
6.考察――中津市の取り組みから考えるべきこと

第6章 見出された「意味」の構造とは――「間主観性,共感,対話」という3つのキーワードから同定されるもの

はじめに
1.「間柄」として存在を見る視点の「意味」について
2.「共感」の意味するところ
3.「対話」の意味するところ

終章 ソーシャルワークが目指す社会のあり方とは

1.ここまでの論究の振り返り
2.「価値」と「原理」との関係
3.今後の課題

用語解説一覧
参考・引用文献
あとがき
索  引

  • 出版社 ‏ : ‎明石書店
  • 発売日 ‏ : ‎2021/8/5
  • 単行本 ‏ : ‎ 258ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。