【内容情報】(出版社より)
高齢者をはじめ介護を必要とする人への支援を質の高いものとするためには、介護に関係する知識を十分にもつことがソーシャルワーカーにとっても欠かせない。本書では、わが国における高齢者福祉の歴史や高齢者の生活を支える制度、高齢者の生活ニーズ、また家族の支援、介護人材、福祉機器など介護に関係する様々な事項を体系的に学ぶことができる。介護とソーシャルワークをつなぎ、多職種連携にも役立つテキスト。
【目次】
シリーズ刊行によせて
プロローグ 介護を学ぶ意義
第Ⅰ部 介護を取り巻く現状
第1章 現代社会における介護ニーズの増加と専門職
1 現代の日本社会の状況と様々な介護ニーズ
2 地域共生社会とそれを支える地域包括ケアシステム
3 介護福祉専門職の変遷と国家資格「介護福祉士」
第2章 介護の歴史的変遷
1 家族介護を前提とした老人福祉施策の歴史
2 介護を社会で担う介護保険制度の導入
第3章 介護を担う人材とその国際化
1 介護人材とは
2 介護人材における知識や技術の基盤
3 介護人材の国際化
第Ⅱ部 介護の概念に関する体系的理解
第4章 介護の理念と専門性
1 介護の理念
2 介護の専門性
第5章 介護の原則と方法
1 介護の原則
2 専門的支援の基礎
3 日常生活における身体的援助
4 社会・文化的生活援助
5 生活環境の整備
第6章 介護の過程
1 介護過程とは
2 介護過程の展開
3 介護過程とケアマネジメント
4 介護観と介護実践
第Ⅲ部 介護をめぐる諸制度と具体的方策
第7章 介護に関する法律と施策の動向
1 高齢者の介護・医療を支える制度と施策
2 介護を担う家族等を支える制度と施策
3 障害や難病を抱える人のための制度と施策
第8章 家族支援
1 高齢者と家族
2 多様な家族介護
3 家族支援に求められる視点と方法
第9章 福祉機器・用具と住宅改修
1 生活を支える福祉機器・用具および住宅改修と専門職
2 福祉制度による福祉機器・用具および住宅改修の活用
3 介護分野でのICT・介護ロボット推進
第Ⅳ部 介護現場におけるソーシャルワークの支援過程
第10章 障害のある人に対する支援過程
1 障害児・者を取り巻く現状と課題
2 法規定と言葉の定義
3 事例にみる支援の過程
第11章 高齢者に対する支援過程
1 高齢者を支援するということ
2 施設の特徴と入居者の実態
3 施設生活を創るということ
第12章 終末期における支援過程
1 終末期を取り巻く過去・現在
2 終末期に向かう人への支援
3 終末期における支援過程において意識すること
第Ⅴ部 ケアワークとソーシャルワークの連携と役割
第13章 入所型福祉施設における連携と役割
1 介護老人福祉施設における多職種連携
2 介護老人福祉施設における多職種連携の実際
3 障害者支援施設におけるケアワークとソーシャルワーク
第14章 在宅福祉施設・事業所における連携と役割
1 在宅生活を支える職種と機関
2 在宅生活支援における多職種連携の実際
3 在宅生活支援に求められるソーシャルワーク機能
第15章 医療施設における連携と役割
1 医療機関におけるケアワーク
2 医療機関における医療ソーシャルワーカーの機能と役割
3 看護師とケアワーカーの役割
4 回復期リハビリテーション病棟における多職種連携と協働
エピローグ 介護の質向上を目指して
巻末資料
あとがき
さくいん
- 出版社 : ミネルヴァ書房
- 発売日 : 2023/4/7
- 単行本(ソフトカバー) : 232ページ