【内容情報】(出版社より)

特集では、2050年の社会を念頭に、そこに向けた社会政策の構想をさまざまな立場から検討する。小特集では、障害者の高齢化に対応する介護保険制度と障害福祉制度のあり方を考える。その他意欲的な研究論文を多数収録。
【目次】
【巻頭言】医療提供体制の課題と対応策(土田武史)

【特集】2050年への社会政策:環境と社会の持続可能性を求めて
〈座長報告〉2050年への社会政策:環境と社会の持続可能性を求めて(森川美絵)
包摂的社会へのベーシックアセット(宮本太郎)
介護とテクノロジー:ケアの倫理の視点から(石黒 暢)
「雇用の未来」はどのように記述されてきたのか:1980年代から現在における技術革新言説に注目して(仁平典宏)
持続可能な福祉のための二つのシナリオ:環境社会契約のフレームワーク(イアン・ゴフ[上村泰裕訳])

【小特集】介護保険制度と障害福祉制度の「今」を考える:両制度の関係性と課題
〈小特集趣旨〉小特集に寄せて(室住眞麻子)
わが国における高齢者・障害者ケアの歴史的展開とその関係性(森 詩恵)
障害者自立生活運動から見た介護保険制度の諸課題:パティキュラリズムはユニバーサリズムに先行する(渡邉 琢) 
介護保険制度と障害福祉制度の関係再考:批判的視点からみた両制度の制度間調整(孔 栄鍾)

【投稿論文】
1990年代外部労働市場規制緩和における「新時代の『日本的経営』」の影響力(本田恒平)
公的若者支援施策における支援の意義に関する考察:長期型プログラムにかかわるスタッフ・受講者に着目して(小山田建太)
労働に「将来」を読み込む思考はどう構築されたか:工場法制定過程におけるジェンダーの差異化 (鈴木恭子)

【研究ノート】
COVID-19の感染拡大による介護保険指定事業所への影響:退出の視点から(須田木綿子) 

【書評】
今井 順著『雇用関係と社会的不平等:産業的シティズンシップ形成・展開としての構造変動』(評者:駒川智子) 
佐藤 忍著『日本の外国人労働者受け入れ政策:人材育成指向型』(評者:久本憲夫) 
西岡 晋著『日本型福祉国家再編の言説政治と官僚制:家族政策の「少子化対策」化』(評者:堀江孝司) 
中囿桐代著『シングルマザーの貧困はなぜ解消されないのか:「働いても貧困」の現実と支援の課題』 (評者:田宮遊子) 
浅見和彦著『労使関係論とはなにか:イギリスにおける諸潮流と論争』(評者:田口典男) 
角 能著『ケアをデザインする:準市場時代の自治体・サービス主体・家族』(評者:山根純佳)
 
SUMMARY 
学会関連資料 

  • 出版社 ‏ : ‎ミネルヴァ書房
  • 発売日 ‏ : ‎2023/4/7
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎184ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。