【内容情報】(出版社より)

不眠症研究・臨床の最新知見を各領域のトップランナーの医師・研究者がわかりやすく解説!

●不眠症は人口の2割前後の有病率を示すcommon diseaseであり,不眠症を診察したことがない医師はほとんどいないにもかかわらず,本質的に不眠症を治療できたと感じる医師・心理士がどれくらいいるであろうか.
●不眠は西欧では産業革命以前より認識されており,臨床的entityとしても長い歴史がある.もちろん不眠の病態,治療法開発に関する科学的研究の歴史も長く,弛まぬ進歩を続けているもののいまだ道半ばと言わざるを得ない.
●本書では,不眠症における最新の病態・治療研究に基づいた知見を広く紹介すると共に,不眠症臨床・研究の縦断的俯瞰を含め,不眠症の概略がこの一冊で把握できる内容としてまとめた.

【目次】
不眠症序論
 1.不眠症の疾患概念の歴史的変遷
 2.不眠症と加齢・性差
不眠症の病態仮説
 3.不眠の経過を理解する─Spielmanの3つのPモデル
 4.過覚醒と慢性不眠障害
 5.睡眠状態誤認
不眠症の鑑別
 6.睡眠・覚醒相後退障害,非24時間睡眠・覚醒リズム障害
 7.むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害
 8.薬剤性不眠とその周辺
不眠関連疾患
 9.不安関連疾患と不眠
 10.うつ病・双極性障害と不眠
 11.統合失調症と睡眠
 12.認知症と不眠
 13.自殺と不眠
 14.高血圧と不眠
 15.糖尿病と不眠
 16.睡眠時無呼吸・気管支喘息と不眠
 【トピック】
 17.COVID-19パンデミックにおける不眠
不眠症の最新治療
 18.不眠症の薬物療法
 19.不眠症の非薬物療法
 20.不眠症の新世代治療

  • 出版社 ‏ : ‎医歯薬出版
  • 発売日 ‏ : ‎2023/4/20
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎122ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。