【内容情報】(出版社より)
うつ病・パーソナリティ障害と診断されたわたしの8年間の闘病日記。7回の精神科入院歴を含む毎日の記録。
わたしは精神保健福祉士として働いていた24歳のときに、心身の体調を崩し、うつ病と診断された。
その後、リストカット、過量服薬などの自傷行為も目立つようになり、うつ病の裏にはパーソナリティの未熟さがあると診断される。
精神科病院に入退院を繰り返しながら、地域での生活を模索する日々。毎日泣いて、毎日自分を傷つけながら、不安定な自己を生きる。
子どもの頃から感じていた違和感から、発症した当時の心境、精神科入院の現実、家族関係のこと、精神疾患当事者の日常生活までを詳細に記録。
第1章「子どもの頃から発病まで」
わたしがはうつ病に恋い焦がれた中学生だった。そのときの痛々しい自己の姿と今もその幼い自己を生きている未熟さを記している。
また、現在の就活制度に乗れず失敗した挫折体験も記録。
第2章「うつ病日記」
うつ病を発症し、休職1日目から書き始めた日記をまとめた。
ほどなくしてその背景にはパーソナリティ障害があることがわかる。
複雑な家庭環境を生きたわたしの家族関係のことも隠さず書いた。
精神科に入退院を繰り返す日々。入院当時の診察のこと、病棟での生活のこと、考えていたことなどを記録。
入院回数は7回に及ぶ。
現在わたしは通院を続けながら、何とかアルバイトをしているが、いまだ寛解にはいたっていない。
今も病気と付き合いながら生きている。
精神疾患を抱える人、当事者の家族、支援者など、精神疾患当事者の実際を知ってもらうために、ぜひ手に取ってほしい一冊。
わたしの思いをたくさんの人に届けたい。
わたしはいつでもふつうでありたく、とくべつでありたかった。
ふつう と とくべつの間で揺れるわたしの心をここに記す。
- 出版社 : Independently published
- 発売日 : 2023/4/26
- ペーパーバック : 398ページ