【内容情報】(出版社より)
【高校や大学、専門学校などで学生に関わる先生、職員の方へ】
高校や専門学校、大学などにおいて、「発達障害、あるいはグレーゾーンではないかと思われる学生」や、「周りとは考え方や行動著しく異なる学生」への接し方がわからず、困ったり、イライラしてストレスを抱えたりしていませんか?
学生をうまく受け止め、その資質をうまく伸ばす。肯定的に受け止め、お互いを尊重できる関係性を構築する。そんな接し方を「コーチング」で手に入れてみませんか?
読んで実践していただくことで、発達障害やグレーゾーンが疑われる学生に対する接し方の悩みが軽減されます。
実は、発達障害やグレーゾーンの可能性がある学生に対して不適切な接し方を続けてしまうと、二次障害を引き起こす可能性があるのです。これは学生自身にとっても不幸なことですし、せっかく学生を伸ばそうと日々取り組んでくださっている先生や職員の方々の気持ちも傷つけしまうことになりかねません。なので、さまざまな特性を持つ学生をも受け止め伸ばしていくため、先生方や職員の方々がストレスを抱えずにうまく関係を築いていくために、コーチングの学びとスキルをぜひ手に入れていただき、実践していただきたいと願っています。
また、コーチングによるコミュニケーションは、特に問題を抱えていない学生にも有効です。コーチングは使う人と使う相手双方の可能性を引き出し伸ばしていくコミュニケーションスキルなのです。
本書では具体的な学生の困った行動への接し方も解説しています。先生だけではなく、学校などの場で職員として学生と関わる方にとっても、発達障害やグレーゾーンが疑われる学生へのより良い接し方がわかります。
【目次】
はじめに
第一章 グレーゾーンや発達障害かもしれない子どもたち
1.発達障害とは
2.発達障害のグレーゾーンとは
3.青年期の「発達障害かもしれない学生」の特徴
4.「発達障害かもしれない」学生と接する際に大事なこと
第二章 コーチングを使った、学生への具体的な接し方
1.コーチングとは
2.まずは大人側のマインドから整えよう
3.そのままの学生を、否定せずに受け止める
4.学生の話を否定せずに聴く
5.学生に自分で考えることを促すような質問をする
7.手間がかかることもある
8.信頼関係を築く意味
9.「できないこと」より「できること」を見る
10.できない子どもの気持ちを知る
11.「どうしてほしいのか?」は、本人に聞く
12.発達障害であってもなくても接し方は同じ
第三章 「こんな時どうすればいい?」 ~学生の行動、具体例と接し方~
1.忘れる(提出期限、日時、約束など)
2.生活リズムが崩れやすい
3.集中できない
4.期限を守れない
5.見通しの甘さ
6.精神的成熟度
7.考え方が極端すぎる
8.勝手に解釈してしまう
第四章 保護者との関わり方
1.傾聴と承認~基本はコーチング~
2.事実を見ながら話す
3.学校において、できることとできないことがあるのは当然のこと
4.一緒に子どもを育てていくチームになろう
第五章 疲弊しないための考え方
1.大人だって万能ではない
2.切り替え力の重要性
3.特別なサポートは「えこひいき」ではない
4.学生一人ひとりを見る
第六章 発達障害児の子育て~我が家の場合~
1.診断(小学生時代)
2.成長(中学生時代)
3.親も子も大きく成長できた(高校受験~高校時代)
4.自立への道のり(大学受験~大学時代)
5.ようやく子育て卒業と思えるようになりました(社会人)
おわりに
- 出版社 : Independently published
- 発売日 : 2023/6/7
- ペーパーバック : 110ページ