Last Updated on 2025年12月19日 by 菅間 大樹
就労継続支援B型の「脱皮」をテーマに講演
田中氏は、2025年12月21日(日)11:00から12:30まで開催されるセッション「THE BEST “NEXT”(就労継続支援B型)」に登壇します。テーマは「脱皮 ~アナログからデジタルへの業態転換~」です。
長年の課題とされてきた就労継続支援B型における「工賃向上」に対し、デジタルテクノロジーの活用が有効な手法として注目されています。このセッションでは、パパゲーノ Work & Recoveryでの実際の営業や生産管理におけるデジタル活用の事例が共有されます。
セッション概要
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セッション名:THE BEST “NEXT”(就労継続支援B型)
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テーマ:「脱皮 ~アナログからデジタルへの業態転換~」
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日時:2025年12月21日(日)11:00-12:30
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会場:東京ビッグサイト
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進行:三善 史博(障がい者しごと支援センター木の実 総合施設長)
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登壇者:濱野 剣(一般社団法人日本福祉協議機構 代表理事)、田中 良典(合同会社ゆめいろ舎 生活支援員)、田中 康雅(株式会社パパゲーノ 代表取締役CEO)
「就労支援フォーラムNIPPON 2025」の詳細は、以下の公式サイトで確認できます。

パパゲーノ Work & Recoveryの先進的な取り組み
パパゲーノ Work & Recoveryは、障害のある方が生成AIなどの最先端IT技術を活用し、企業のDXを支援しながら、個々の「自分らしさの探求(リカバリー)」を目指せる就労支援施設です。東京都内3拠点(八幡山、下高井戸、用賀)で約120名の障害のある方が在籍し、企業からのホームページ制作や営業事務代行などの業務を通じて活躍しています。

特に注目されるのは、障害当事者と共に障害福祉業界のDXを推進している点です。支援現場でAIを簡単に導入できるアプリ「AI支援さん」を開発し、その営業や導入支援にも障害のある方が関わっています。

生成AIなどの先端技術は、障害のある方の仕事の可能性を大きく広げています。パパゲーノは、支援者向けの「AI福祉ハッカソン」を主催し、2025年3月には書籍『生成AIで変わる障害者支援の新しい形 ソーシャルワーク4.0』を出版しました。
また、2025年6月には厚生労働省の『省力化投資促進プラン 障害福祉』において日本の福祉DXの好事例として掲載され、2025年10月には『NHK NEWS おはよう日本』でパパゲーノ Work & Recoveryの生成AI活用事例が紹介されるなど、その実践知を広く社会に発信しています。

パパゲーノの支援の考え方や生成AIの活用方法については、以下のリンクから詳細を確認できます。
田中康雅氏について

株式会社パパゲーノの代表取締役CEOである田中康雅氏は、神奈川県立保健福祉大学大学院での研究を経て、2022年にパパゲーノを創業しました。「リカバリーの社会実装」を目指し、就労継続支援B型「パパゲーノ Work & Recovery」の運営や、支援現場向けDXアプリ「AI支援さん」の開発を通じて、障害福祉業界のDX・AI活用に尽力しています。国や自治体との協働、AI福祉ハッカソンによる支援者のAI活用スキル育成など、多岐にわたる実績を持っています。
田中氏の活動は、以下のSNSやnoteで確認できます。
株式会社パパゲーノについて
株式会社パパゲーノは、「生きててよかった」と誰もが実感できる社会を目指し、「リカバリーの社会実装」を事業を通して行う企業です。精神・発達障害のある方を対象とした就労継続支援B型事業所「パパゲーノ Work & Recovery」の運営や、支援現場のDXアプリ「AI支援さん」の開発・提供を通じて、企業のDX支援も行っています。
会社概要
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会社名:株式会社パパゲーノ
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所在地:東京都杉並区上高井戸1-13-1 ルート上高井戸ビル 2階A号室
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代表者:代表取締役CEO 田中 康雅
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事業内容:就労継続支援B型事業所「パパゲーノ Work & Recovery」の運営、AI支援さんの開発、企業のDX支援
関連リンク
今回のフォーラムでの登壇は、障害福祉分野におけるデジタル活用の可能性をさらに広げ、多くの関係者にとって有益な情報となるでしょう。

