Last Updated on 2025年12月23日 by 菅間 大樹

介護・福祉現場の書類業務をAIがサポート!「AI支援さん」に新機能「AI画像読み取り機能」が登場

日々の介護・福祉現場で働く皆さんは、利用者さん一人ひとりに寄り添う大切な支援の傍ら、多くの書類作成業務にも追われていることと思います。関係機関から届く様々な書類の転記作業は、支援者の貴重な時間と労力を費やしてしまう大きな負担となっていました。

そんな現場の課題に応えるべく、株式会社パパゲーノが開発・提供するDXアプリ「AI支援さん」に、画期的な新機能「AI画像読み取り機能」が加わりました。この機能は、AIが書類を自動で読み取り要約することで、支援者の皆さんの業務を大きくサポートします。

AI支援さんは、現場の支援者をAIがサポートする支援記録アプリです。

支援者の負担を軽減し、本質的な支援へ

障害福祉や介護の現場では、「サービス等利用計画」や「個別支援計画」、「意見書」といった関係機関からの書類を、支援記録として手作業で転記する作業が日常的に発生しています。この転記作業は、支援者にとって大きな負担であり、利用者さんへの直接的な支援に充てる時間を圧迫する要因となっていました。また、紙の書類をデジタルで効率的に管理したいという声も多く聞かれていました。

「AI画像読み取り機能」は、これらの課題を解決し、支援者の皆さんがより本質的な支援業務に集中できる環境づくりに貢献するために開発されました。

「AI画像読み取り機能」の概要

この新機能は、スマートフォンやスキャナーで取り込んだ画像ファイルやPDFファイルをアップロードするだけで、AIが書類の内容を読み取り、テキストデータとして自動で要約します。わずか数秒で作業が完了するため、手入力による転記作業が不要になります。

主な機能

  • 画像・PDFの自動読み取り: アップロードされたファイルをAIが解析し、数秒でテキストデータ化します。

  • 要約形式のカスタマイズ: 設定画面から、事業所のニーズに合わせて要約の仕方や出力形式を調整できます。

  • 複数ファイル対応: 画像は最大10枚まで同時に選択可能、PDFは1ファイルずつアップロードできます。

  • 書類作成との連携: 読み取った内容は支援記録として蓄積され、個別支援計画などの書類作成時に参考データとして活用できます。

  • 元データの保管: アップロードした画像・PDFの元データもアプリ内で閲覧・保管でき、書類のデジタル管理に対応します。

AI支援さんのAI画像読み取り機能のユーザーインターフェース

活用シーン

  • 関係機関から届いた書類をスマートフォンで写真撮影し、すぐにアップロード。

  • FAXで届いた書類をPDFでスキャンし、簡単にデータ化してアップロード。

  • これまでの紙の記録もデジタル化し、アプリ内で一元管理。

「AI支援さん」が目指すもの

「AI支援さん」は、面談の音声を録音するだけでAIが支援記録を自動生成する機能や、蓄積された記録データをもとに支援計画などの書類をAIが下書き生成する「AI書類生成機能」など、既存の機能と合わせて支援者の業務負担を総合的に軽減します。

このアプリは、支援者の皆さんが事務作業に費やす時間を減らし、利用者さんとの関わりや、より質の高い支援の提供に集中できることを目指しています。現在、1ヶ月の無料トライアルも提供されていますので、ご関心のある事業所はぜひお問い合わせください。

株式会社パパゲーノについて

株式会社パパゲーノは、「生きててよかった」と誰もが実感できる社会の実現を目指し、「リカバリーの社会実装」を事業を通して行っています。精神・発達障害のある方を対象とした就労継続支援B型事業所「パパゲーノ Work & Recovery」の運営や、支援現場のDXアプリ「AI支援さん」の開発・提供を通じて、社会に貢献しています。

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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77