インクルーシブ・プログラム開発事業とは

相模原市は、文部科学省から「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」を受託し、市内南区にある相模女子大学と連携して、本事業を進めています。この取り組みは、発達障害や知的障害のある若者を対象に、インクルーシブな生涯学習や交流のためのプログラムを開発することを目的としています。

「インクルーシブ」とは「全てを含む」という意味で、さまざまな特性を持つ人々が共に過ごすことを指します。この事業では、障害のある若者と相模女子大学の学生が中心となり、プログラムの企画から運営までを共に行っています。

成果報告会の概要

本事業の1年間の成果として、当事者である若者たちがプログラムの意義や実践内容について発表する成果報告会が開催されます。障害の有無にかかわらず、誰もが共に学び、交流するきっかけとなることが期待されます。

成果報告会詳細ポスター

  • 日時: 令和8年1月31日(土) 午後2時~4時
  • テーマ: 大学で若者が楽しく学べる生涯学習プログラムの可能性
  • 会場: 相模女子大学7号館711教室
  • 対象者: 発達障害や知的障害のある若者、そのご家族、学校関係者、福祉関係者、障害者雇用関係者、ご興味のある方
  • 定員: 100名(申込順)
  • 申込期間: 令和8年1月23日(金)まで
  • 申込方法: 相模女子大学の専用フォームよりお申し込みください。

これまでの多様な取り組み

インクルーシブ・プログラム開発事業では、多岐にわたる活動が実施されてきました。生涯にわたって学び続ける大切さを伝える「啓発講座」をはじめ、参加者同士の交流を深めるワークショップ形式の「大学で学ぶ楽しみ発見セミナー」が行われています。

セミナーの様子

また、発達障害や知的障害のある働く若者と相模女子大学の学生が共に学び、交流を楽しむ「ゼミ活動」や、本事業の魅力を社会に発信する「メディア活動」なども展開されています。

哲学対話の様子

質疑応答の様子

ワークショップの様子

これらの取り組みの詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。

相模原市発達障害支援センターについて

相模原市では、発達障害のある方とそのご家族への支援、そして発達障害への理解促進のため、「相模原市発達障害支援センター」を設置しています。この専門機関は、高校生年齢以上の方とそのご家族が地域で安心して生活できるよう、関係機関との連携のもと、個々のニーズに応じた支援を提供しています。

相模原市立陽光園 発達障害支援センター

共に歩むインクルーシブな社会へ

今回の成果報告会は、障害の有無にかかわらず誰もが学び続けられる社会の実現に向けた、貴重な一歩となるでしょう。大学という場で、若者たちが自らの可能性を広げ、社会とつながる喜びを感じられるよう、今後もこのような取り組みがさらに発展していくことが期待されます。関心のある方は、ぜひ報告会に参加し、インクルーシブな学びと交流の現場に触れてみてはいかがでしょうか。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77