専門家による「安全性・妥当性」の評価
開発されたAIは、専門医らによるテストで、その回答の9割以上が「適切で安全」であると判定されています。これにより、医療者が介入できない時間帯でも、AIが家族のパートナーとして信頼できるサポートを提供することが期待されます。

開発者の想い
長谷井嬢教授は、神経性やせ症の治療において保護者が「回復を支える最大の味方」であると同時に「もっとも過酷な状況」に置かれている現状を指摘しています。食卓での激しい葛藤に直面した際、深夜や休日であってもすぐに適切な声かけや対処法を提案してくれる存在があれば、家族にとって大きな支援になるという考えから、このAIの開発に至りました。

このシステムは単に情報を提供するだけでなく、日々治療に取り組む家族の感情に寄り添い、勇気づけを行う独自のアルゴリズムを搭載しています。
今後の展望と研究資金
このAIは将来的な臨床利用を目指し、2026年2月より段階的に患者家族の試用を経て、システムの精度をさらに高める開発が実施される予定です。AIが医療の空白を埋めることで、より多くの子どもたちが家族とともに回復への道を歩めるよう、今後も臨床実装に向けた研究が加速されるでしょう。
本研究は、公益財団法人三島海雲記念財団、公益財団法人明治安田こころの健康財団、公益財団法人橋本財団、JSTスタートアップ・エコシステム共創プログラム(PSI2025_S2B71)の支援を受けて実施されました。
関連情報
より詳しい研究内容については、以下の資料をご覧ください。
岡山大学病院に関する情報は以下で確認できます。
また、岡山大学の取り組みについては、以下のリンクもご参照ください。


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