Last Updated on 2025年12月28日 by 菅間 大樹

LINK-Jアカデミア発メドテックイノベーター発掘プログラムとは

このプログラムは、医療機器、デジタルヘルス、ヘルスケアサービスといったメドテック分野で、事業化を目指す研究者や医師を支援することを目的としています。LINK-J会員アカデミアからの推薦を主な参加条件とし、アクセラレーター、ベンチャーキャピタル、事業会社との連携を促進するものです。スキルアップセミナーやメンタリングを通じて、これまであまり世に出る機会がなかったアカデミア発の技術や潜在的なスタートアップの事業化を後押ししています。

Premium Networking Day2025では、13チームが登壇し、事前の書類審査と当日のピッチ審査を経て、6チームとオーディエンス賞1チームの計7チームが最終選考に残りました。

表彰式での記念撮影

受賞テーマと『sokoage®(ソコアゲ)』

株式会社moreoverは、「尿漏れ、頻尿、性機能障害などの中年世代のデリケートな悩みに改革を!骨盤底筋を“ほぐして鍛える”新しいセルフケアプロダクト『sokoage®(ソコアゲ)』」をテーマにピッチを行いました。

第2位受賞の瞬間

このピッチでは、骨盤底筋の「柔軟性」に着目した研究成果に基づき、人に相談しにくいデリケートな悩みに対し、自分自身で向き合えるセルフケアの新しい選択肢を提案した点が特に評価されました。

『sokoage®』は、骨盤底筋の柔軟性に着目した筑波大学発の研究成果をもとに開発されたセルフケアアイテムです。骨盤底筋のセルフケアには様々な方法がありますが、『sokoage®』は「ほぐして整える」というアプローチを日常に取り入れやすい形で提供しています。

SOKOAGEの広告画像

今後の展望とウェルビーイング社会の実現

今回選出された7チームには、LINK-Jネットワークを活用したメンタリングの機会が提供される予定です。株式会社moreoverは、このプログラムを通じて得られた知見やネットワークを活かし、骨盤底筋セルフケアアイテム『sokoage®』の社会実装に向けた取り組みを加速していくとのことです。

株式会社moreoverは、筑波大学発の研究成果を基に、体の悩みを自分でケアできるプロダクトを開発する研究開発型スタートアップです。第一弾となる『sokoage®』では、骨盤底筋を「鍛える」だけでなく「ほぐして整える」という新しいセルフケアの形を提案しています。人に相談しにくいデリケートな悩みに対して、自分自身で前向きに向き合えるきっかけを作り、性別や年代を問わず、誰もが心身ともに健やかに過ごせるウェルビーイング社会の実現を目指しています。

株式会社moreoverの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77