Last Updated on 2025年12月25日 by 菅間 大樹
受賞の背景にある活動
「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」は、誰もが暮らしやすい社会づくりに顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰するものです。
SSPはこれまで、身体に障がいのある方や、これまでオートバイに触れる機会のなかった方々に向けて、安全対策を徹底した体験活動「SSP体験」や「SSPライト」を全国各地で実施してきました。この活動では、「できない理由をつくらない現場づくり」を大切にし、補助輪付き車両の導入や専門スタッフ、ボランティアによる手厚いサポート体制を構築。さらに、視覚や聴覚に配慮した情報提供を行うなど、きめ細やかな配慮がなされています。

活動の特徴
SSPの活動には、以下のような特徴があります。
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障がいの有無や年齢に関わらず参加可能なオートバイ体験
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補助輪付き車両や安全装備による安心設計
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ボランティア・企業・自治体と連携した運営体制
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参加者の「やってみたい」という想いを尊重する場づくり
これらの取り組みを通じて、多くの参加者がオートバイに乗る喜びを体験し、笑顔と自信を取り戻しています。
代表理事のコメント
公益社団法人SSP 代表理事の青木治親氏は、今回の受賞について次のように述べています。
「この受賞は、参加者、ボランティア、企業、自治体、そして“一緒にやろう”と言ってくれたすべての仲間と掴んだものです。オートバイには、人の人生を動かす力がある。その可能性を、これからも信じ続け、挑戦を止めません。」
今後の展望
SSPは今後も、オートバイを「危険」ではなく「希望」に、「個人の趣味」ではなく「社会の力」へと変えていく活動を継続し、誰もが自分らしく楽しめる社会の実現を目指していくとしています。
団体概要
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団体名:公益社団法人SSP
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代表理事:青木治親
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所在地:神奈川県相模原市
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事業内容:障がい者を対象としたオートバイ体験活動、バリアフリー・ユニバーサルデザインの普及啓発

