Last Updated on 2025年12月31日 by 菅間 大樹
日本の小児医療が抱える深刻な課題
現在、日本の赤ちゃん・子どもの救命率には「格差」が存在しています。生まれた場所によって命の助かる確率が変わり、同じ病気でも手術を受ける施設によって救命率が8倍近くも異なるケースがあるといいます。大人の救命率格差が数%~数十%とされる中で、この子どもの医療格差は喫緊の課題として認識されています。
この背景には、以下の二つの大きな問題があります。
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患者数が大人の約20分の1と少なく、さらに少子化で激減しているにもかかわらず、貴重な症例データがデジタル保存されておらず、臨床経験が個人や施設内で完結しがちであること。
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専門医の充足率がわずか20%とも言われ、月あたりの残業が200時間を超えるケースや離職率の高さが課題になっていること。
ハートの取り組み:AIシステムの開発と社会への発信
ハートはこれらの課題に対し、医療者の労働生産性を向上させ、ウェルビーイングをサポートすることが医療体制全体への貢献につながると考えています。
診療をサポートし次世代を教育するAIシステム「YUPO-SAPO(ユポサポ)」の開発を進めており、これまでにプロトタイプ開発と特許申請を行いました。また、2025年大阪・関西万博への登壇をはじめ、経済産業省やJETRO後援のプログラムでファイナリストに採択されるなど、社会全体で小児集中治療領域の課題への関心が高まっています。

「みんなのハート」プロジェクトとは
「みんなのハート」プロジェクトは、小児集中治療領域の知識を共有し、子どもたちの救命率が生まれた場所によって左右されない社会を目指す活動です。この活動をさらに広め、継続していくため、サポーター(寄付者)とアンバサダー(広報)を募集しています。
サポーター・アンバサダーの声
活動に共感し、すでに支援している方々からは、温かい声が寄せられています。

「これだけ過重労働の現場で病気の子に向き合い続ける現場の状況が少しでも変わりますように…」(30代女性・個人サポーター)
「医療とアートの融合・就労支援といったインクルーシブの観点を大切にするプロジェクトの姿勢に共感しました」(40代男性・企業サポーター)
「『みんなのハート』を仕事中ナースポーチに付けています。現場の誇りにも、お守りのようにも思っています。」(看護師・アンバサダー)
サポーターへの返礼品:アップサイクルジュエリー「みんなのハート」
サポーターへの返礼品として贈られる「みんなのハート」は、病気や障害のある方が手作りした唯一無二のアップサイクルジュエリーです。

このジュエリーは、就労支援事業所「ニポポ」と、病児の父親でもある芸術家・西村公一氏、そしてハートが共同で開発しました。医療の進歩により命が助かる子どもが増える一方で、生活の中で新たなケアの課題が生じています。ハートは「命がつながった後の子どもと豊かに生きる社会づくり」を活動の第二の柱としており、「みんなのハート」ジュエリーはこの柱から生まれた、就労支援事業所をサポートする取り組みでもあります。

募集概要と申し込み先
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名称: みんなのハートサポーター/みんなのハートアンバサダー
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ご支援内容:
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サポーター:寄付額1口3,000円〜(任意額)
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アンバサダー:活動のSNS拡散、アンバサダー肩書の使用ほか
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返礼品:
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サポーター:アップサイクルジュエリー「みんなのハート」、無料イベントご招待 ほか
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アンバサダー:Webサイトやパンフレットなどにご芳名・企業名掲載
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用途: 小児集中治療・小児在宅医療の教育・社会啓発の継続支援
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募集対象: 企業・団体・個人を問わず、どなたでも
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申込期間: 2025年12月31日〜2026年12月31日
代表からのメッセージ

一般社団法人Heartkids’LIFELINK代表理事の香西杏子氏は、「子どもの医療は社会で育てる」という文化を共に創っていくことを呼びかけています。活動を通して「与えるから受ける」という豊かな時間を過ごしているとし、多くの人々とこの豊かさを分かち合いたいと語っています。
団体概要・お問い合わせ先
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団体名: 一般社団法人Heartkids’LIFELINK
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代表理事: 香西杏子
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所在地: 北海道札幌市
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設立: 2025年4月
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E-mail: info@heartkidslifelink.org
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