Last Updated on 2024年9月27日 by 菅間 大樹

2023年10月14日(土)~22日(日)の9日間、江東区(門前仲町・清澄白河・森下・豊洲)で770点以上の個性豊かなアート作品が街全体を美術館にする市民芸術祭『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023』(以下略称:アートパラ深川)が開催されます。

今年で4年目を迎える市民芸術祭。原画から複製した約550点のアートを街なかに展示

今年で4年目を迎える「アートパラ深川」は、地元を中心に企業、団体、個人などから協賛金をいただき、この3年間(2020年~2022年)で延べ1,500人がボランティアとして参画、この市民芸術祭を支えています。昨年(2022年)から新たに豊洲地区が加わり、深川エリアで「アートパラ深川」の魅力を沢山の方々に感じていただいており、昨年は先行開催の「アートパラin 豊洲」(2022年9月16日~19日、計4日間)で延べ約38,000人、本祭(2022年10月15日~23日、計9日間)で延べ約98,000人の方々にご来場いただきました。

本年は例年開催の全国公募展は行わず、過去3年間の入選・入賞作品を高度な印刷技術で原画から複製した約550点のアートを街なかに展示し、昨年(2022年)の公募展入賞アーティストの個展「アートパラ・マーケット・フェア」(AMF)を開催(オンライン購入できる作品あり)。合計約770点の作品に出逢うことが出来ます。

「アートパラ深川」は、アートを街に解放する芸術祭です。アートの力は人々を引き寄せ、立ち止まった人たちの「対話」の機会を創出します。作品に出逢うことでその「美しさ」を感じとり、魅力が知られることは、個性豊かなアーティストたちの才能を活かすことができる社会へとつながります。誰もがお互いを認め合い、支え合う「共に生きる」社会が、ここ深川から実現することを願っています。

「富岡八幡宮」参道「富岡八幡宮」参道

「ブランズタワー豊洲」プロムナード「ブランズタワー豊洲」プロムナード

富岡八幡宮「アート絵馬」富岡八幡宮「アート絵馬」

清澄庭園清澄庭園

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」開催概要

●タイトル:「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」

●会期:2023年10月14日(土)~ 22日(日)、計9日間

●エリア:深川エリア[門前仲町・清澄白河・森下]周辺+豊洲周辺

●主催:アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会・一般社団法人アートパラ深川

●アートパラ深川おしゃべりな芸術祭スペシャルアドバイザー:コシノジュンコ(デザイナー)

●アートパラ深川おしゃべりな芸術祭 総合プロデューサー:福島 治(東京工芸大学 教授)

●公式HP:https://artpara-fukagawa.tokyo/

●来場者実績:2020年(9 日間、約 75,000 人)

       2021年(10日間、約93,000人)

       2022年(「アートパラin豊洲」4日間、約38,000人、「アートパラ深川」9日間、約98,000人)

●後援:厚生労働省・文化庁・観光庁・東京都・江東区・江東区教育委員会・NHK・(一社)江東区観光協会・

   (社福)江東区社会福祉協議会・(一社)東京都江東産業連盟

●助成:(公社)企業メセナ協議会

●特別協力:アシックスジャパン(株)・(株)デザインアートセンター・東京地下鉄(株)※東京メトロ

●協力:東京都現代美術館・東京都第五建設事務所・東京商工会議所江東支部・江東区商店街連合会・

    全国特別支援学校文化連盟・全国特別支援学校長会 他

●協賛企業:

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」 主なトピックス

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」は地域住民が中心となり、資金ゼロから立ち上げた市民芸術祭です。アートの力が人々を引き寄せ、おしゃべりを楽しみ、障がいの有無を飛び越えて、お互いを認め合う、「共に生きる」社会を目指します。江戸の昔から下町情緒の息づく江東区、門前仲町・清澄白河・森下の深川エリアに加え、昨年(2022年)より豊洲エリアが加わり、個性豊かなアートが街全体に溢れます。

芸術祭を通して、【深川のマチとヒト】の魅力にも触れていただき、開催期間中には偶然の出逢いを楽しむ「街なかアート」。また、昨年(2022年)の公募展入賞作家の原画の展示&販売、森下の商店街「のらくろ~ド」では、車椅子体験をはじめ、障がいのあるメンバーで構成されたロックバンド「サルサガムテープ」によるパワフルなライブパフォーマンス、神社仏閣巡りとアート鑑賞が融合した街歩きなど、イベントやワークショップなど盛沢山な9日間です。

※最新情報:https://artpara-fukagawa.tokyo/

◆TOPICS:「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」オープニングセレモニー@東京都現代美術館

現代美術の聖地、東京都現代美術館にて芸術祭のスタートを飾るオープニングセレモニーを開催します。セレモニーには第1回(2020年)よりスペシャルアドバイザーとしてサポートいただいているコシノ ジュンコ氏をはじめ、江東区初の女性区長に選ばれた木村やよい氏にもご出席いただくほか、小池百合子東京都知事からもビデオメッセージをいただきます。

2022年の全国公募展の大賞・有田京子(ありた きょうこ)さん、準大賞・奥亀屋一慶(おくかめや いっけい)さん、山﨑利之(やまざき としゆき)さんにもご登壇いただき、今年の芸術祭に向けた期待の一言をいただく予定です。

また、2022年の公募展の入賞作家の須田雄真(すだ ゆうま)さんによる100年続く芸術祭への祈願として富岡八幡宮へ奉納する大絵馬のお披露目や、スペシャルパフォーマンスとして、ダウン症の芸術家の隅野由子さんによる芸術祭を表現する「書」をライブで書き下ろしていただきます。

※オープニングセレモニーは関係者及び報道関係者のみの参加となっておりますので、あらかじめご了承下さい。

※当日の模様は記録動画として、会期中に公式HPにてご覧いただく予定です。

日時:10月14日(土)13:00~14:15(予定) ※受付:12:00~

会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1<木場公園内>)

◆TOPICS:深川の街に「街なかアート」が溢れます!

アートパラ深川ならではのアート展示に「街なかアート」があります。障がいのあるアーティストの作品を屋外展示し、街全体を美術館にします。過去3回の全国公募展での入賞入選作品の複製画約550点のアートを街歩きをしながら鑑賞していただきます。

日時:10月14日(土)~ 22日(日)24時間観覧可能

※門前仲町の一部エリアは16時迄(最終日は夕方に撤去予定)

会場:深川エリア【門前仲町・清澄白河・森下・豊洲】

◆TOPICS:アートパラ・マーケット・フェア[AMF]

「アートパラ深川」は全国公募展でアーティストに光をあてるだけではなく、可能性を伸ばす活動も行っています。その一つの試みがアートパラ・マーケット・フェア[AMF]。障がいを持つアーティストのマーケット創出を目的に、公募展で入賞したアーティストの方々の個展を開催しています(オンラインで購入できる作品もあります)。入賞アーティストの質の高い原画をじっくりとご覧いただけます。売上げはすべてアーティストに還元しています。

【深川不動堂・地下1階ロータスホール】(東京都江東区富岡1-17-13)

10月14日(土)~ 22日(日)10:00~17:00(最終受付16:00)

※右側の駐車場奥が会場入口

【清澄庭園内「大正記念館」】(東京都江東区清澄3丁目3)

10月14日(土)~ 22日(日)10:00~17:00(最終受付16:00)

◆TOPICS:特別企画展示「ハートのオブジェ」

【清澄庭園内「大正記念館」】江東区内の4つの特別支援学校の子どもたちが、学校単位の制作として、マスキングテープで大きなハートのオブジェを作成しました。また、個人制作として、マスキングテープでハートをかたどった小さなハートのカードを展示します。アートパラの理念「共に生きる」社会の実現をめざして、区内の子どもたちにも芸術祭に参加をしてもらっています。

[制作協力:マスキングテープアーティスト西村公一]

【清澄白河/清澄庭園】東京都名勝「回遊式林泉庭園」にも街なかアートが展示されます。日本庭園と障がいのあるアーティストによる2つの美のコラボレーション展示です。

■日本庭園と絵画の美しさ、心地よいアンビエント音楽とともに。五感で楽しむアート環境「芝生ホリディ」で、障がいのある方のアートを身近に触れてください。音楽は、深川地域をテーマに、音響作家のSawako氏が手掛けています。開催は土日のみです。

■入園料/一般:150円、65歳以上:70円(子どもや障がいのある方は無料。詳細は清澄庭園HPをご覧ください)

10月14日(土)~ 22日(日)9:00~17:00[最終入場16:30]

※街なかアートの設置は10:00~17:00

◆TOPICS:芸術祭のシンボル「みんなのアート絵馬神輿」

江東区内の障がいのある子どもたちや福祉施設に通う方たちに、それぞれの想いを込めて自由に描いてもらった1,300枚以上のアート絵馬が、富岡八幡宮に飾られます。色とりどりの絵馬が飾りつけられた絵馬ボードの中心には「みんなのアート絵馬神輿」が展示されています。アートパラ深川おしゃべりな芸術祭のシンボルになっている「小さな芸術家たち」が描いたアート絵馬をご覧ください。

■アートパラ深川の活動に共感された、各界の著名人が描いた個性的なアート絵馬も展示しています。

【富岡八幡宮・本殿前】(東京都江東区富岡1-20-3)

10月14日(土)~ 22日(日)10:00~16:00

◆TOPICS:街なかイベント「のらパラ」

森下エリアの“のらくろ~ド”は江東区高橋にある下町風情のあふれる商店街です。日本マンガの先駆的なキャラクター“のらくろ”ゆかりの地で、フラッグやオブジェ等が展示されています。毎週日曜日、祝日に実施している歩行者天国にて、10月15日(日)、22日(日)には芸術祭関連の楽しいイベントやワークショップを開催。15日(日)は、ロックンロールバンド「サルサガムテープ」のライブを行います。バンド名にもなっているガムテープとポリバケツで作った自作の太鼓とギターやサックスなどでパワフルなパフォーマンスを披露。サルサメンバーでドラムの元ザ・ブルーハーツのメンバー、カジくんこと梶原徹也さんも参加します。ガムテープポリバケツ太鼓制作のワークショップも行います。

◆TOPICS:KOTOパートナーズ 【江東区内企業様向け】

年間を通じてアートパラ深川のファンを広げて、江東区内での認知度を上げるために新たにつくられた、年間協賛のしくみです。一口10,000円で、特典は①アートパラオリジナル木製フレーム(はがきサイズのメインビジュアルが入ります)②ボランティアTシャツ③アートパラ深川のホームページマップに店名掲載されます。

『江東区内の店舗・企業の皆様、アートパラ深川を応援しませんか?』

期間は2023年10月から2024年9月まで。

こちらのWebサイトからお申込み下さい。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehA08UiagejJbu3A19AbO5jmRuu0d2JMqKO05bzIiJWWzbJg/viewform

◆「アートパラ深川FC かつぎ隊」【個人向け】

2023年からの新しい試みとして、アートパラについてより広く多くの方に知ってもらい、ファンになっていただきたいという思いから、ファンクラブ発足の準備に入りました。ファンクラブの愛称は「かつぎ隊」。神輿に代表される深川らしく、アートパラが富岡八幡宮・深川神明宮のお祭りのように地域に根付き人々に愛される存在になり、ファンの方たちにアートパラを担いでもらいたいという願いが込められています。
今後、インスタグラムを使いファンクラブを運営する予定です。アート作品やアーティスト情報、芸術祭の舞台裏、さらに地域の様々な情報などのコンテンツを介して、本芸術祭のコンセプトどおり一年を通して「おしゃべり」を展開していきます。

★一般の皆様からの問合せ先:アートパラ深川芸術祭事務局(03-4400-9298)

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」展開マップ [門前仲町]

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」展開マップ [清澄白河]

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」展開マップ [森下]

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2023」展開マップ [豊洲]

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77