Last Updated on 2021年5月18日 by 今井 靖之
<令和3年度報酬改定 福祉事業参入応援キャンペーン>障がい者雇用で組織と社会を元気に!「あなたの事業×就労継続支援A型プロジェクト」多様性でつくるみんなのみらい
他業界から福祉事業への参入者を支援する一般社団法人日本福祉事業者協会と就労継続支援A型事業のFCやサポートを展開する株式会社フォープランは、いちはやく令和3年度報酬改定に対応するとともに、3月に引き上げられた企業の障がい者法定雇用率の達成を促進するため、様々な事業からの就労継続支援A型事業参入を支援する就労継続支援A型事業開業支援講座の第3期プロジェクトのスタートを記念して、この事業の基本が学べる無料動画講座を4月21日 (水)より開始しました。
https://shigoto-pro2.com/sk3/lp01/
軽度の障がい者を対象に、実際に雇用し、就業を通して一般社会での就労に向けた訓練を行う就労継続支援A型事業は、国の障がい者雇用政策の柱となる事業ですが、障がい者を直接雇用することから難易度が高い事業とされ、事業者数が伸び悩んできました。より重度の障がい者を対象に同じ就労支援を行う就労継続支援B型事業が全国に12,708事業所を数えるのに対し、就労継続支援A型事業所はわずか3,808事業所に留まっています。その原因の一つとして、A型事業所で行われる“事業”が内職を中心とした単価の低い事業に限定されていることがあげられます。
その結果、雇用を維持することが難しく、適切な運営を行うことのできる事業所が少ない状況を生み出しています。本プロジェクトでは、株式会社フォープランが全国で展開中のフランチャイズ店舗において実践されている、より高度で高単価な事業をA型事業所で行うための経営・運営ノウハウをお伝えし、様々な事業をお持ちの幅広い事業者が、この事業に参入することで、この課題を解決すると共に、障がい者が自身の特性に合わせた多様な事業への就労機会を創出いたします。
本プロジェクトは日本で初めての、就労継続支援A型事業所専門のビジネス講座としてすでに2期、40名の方にご受講いただきました。3か月間計6回の講座とフォローアップを通して、A型事業所の事業構造から開業までのフロー、収益化、安定経営のポイントや福祉事業の中でも難しいとされる開業に必要な指定申請の方法まで、詳しく学ぶことができます。さらに日本福祉事業者協会を通して、講座終了後も継続的に実践会などを開催し最新の情報や事例を提供しております。
本プロジェクトの目的は、人材不足に悩む業界やインクルージョン、SDGsの推進を目指すたくさんの企業の皆様に就労継続支援A型事業について正しくご理解いただき、積極的にこの制度を活用して事業に参入いただくことで、障がい者が個々人の才能をより幅広い形で社会の中で活かせる環境を全国に数多く創出し、障がいの有無に関わらず、あらゆる人が自身の希望に合わせて仕事を選択し、前向きに活躍できる多様性のある社会を構築することで、この国の少子高齢化による労働者人口減少という大きな課題の解決に寄与することです。
そのために、これまでの内職や軽作業という枠組みを超えて、Web物販や会計事務所、保険代理店など様々な業種の皆様と連携し、PCを使った画像処理やクリエイティブ作業などを行う新しい就労継続支援A型事業のモデルを提示し、2019年のスタートからすでに4事業所が開業を迎え、さらに年内には複数の事業所が開業を予定しております。
障がい福祉サービスの品質向上は、令和3年度の障がい者福祉サービスの報酬改定によってより鮮明になりました。
就労支援事業所に求められるのは障がい者が一般企業への就職を実現する一般就労につながる支援です。その本質に則り、高品質の就労支援サービスの提供と、事業としての適切な運営を両立した就労継続支援A型事業所は、まさにこれからの時代に最も必要とされる福祉事業であるといえます。
一般社団法人日本福祉事業者協会
代表者:大坪勇二
所在地:東京都港区高輪3-25-22 高輪カネオビル8F
URL:https://fukushi-jigyousya.com/