Last Updated on 2023年6月28日 by 菅間 大樹
やる気はあるのにできないことが多い、悪気はないのにやめられないことが多い子どもの困りごとの「なんで?」や「どうしたらいいの?」を解説。キャラクターがやさしくアドバイス、漢字にはふりがなでわかりやすい!
生活や学習での「できない」「やめられない」を解決するヒントを見つけ出す
株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、株式会社 Gakkenから『マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック できない・やめられないが多い子がわかる解決法』が発売されました。(以下、プレスリリースより)
発達障害・グレーゾーンの子どもたち自身で解決のヒントを見つける
学習面や行動面で著しい困難を示す発達障害の可能性がある小・中学生が、通常学級に8.8%在籍していると推測されることが、文部科学省の調査結果から明らかとなりました。そんな子どもたちは、周囲の子どもと比べて、なぜできないことが多いのか、なぜ注意されることが多いのか、どうして友だちとうまくつきあえないのかなど、自身も悩み困っています。
著者モンズースーさん自身にも発達障害があり、子どもの頃から、この「なぜ」「どうして」を抱えてきた経験や他の当事者との話から、子どものときに「苦手さには理由があり、解決する方法もある」ということを知りたいと思っていました。
この本は、子ども自身が苦手なことを少しでも改善して、生活や学習での困りごとを解決していくためのコミックです。
さまざまなキャラクターが登場
漫画のキャラクターがさまざまな子どもの困りごとにアドバイス
漫画では多くの困りごとの例を挙げています。たとえば、話をやめられない、こだわりすぎる、怒りをおさえられない、忘れ物が多い、姿勢が悪い、感覚過敏がある(光に敏感、音に敏感、肌が敏感)、眠れない、お金を使いすぎる、ゲームがやめられない、読み書きが苦手など。それぞれには理由があり、子ども自身のやる気の問題ではないことを解説し、工夫できることや練習方法を紹介しています。
困りごとというネガティブなテーマであっても子どもたちに興味をもって読んでもらうために、漫画の中で異世界のキャラクターたちが相談相手となり、解決策をアドバイスしてくれます。さらに、監修の平岩幹男先生もうさぎ先生としてキャラ化して登場し、解説や支援のヒントをアドバイスします。
キャラクターたちが困りごと解決へのアドバイス
子どもが読むことへ配慮
小学生でも読みやすくするために、漫画や解説部分にはふりがなを付けました。また、解説などなるべく平易な表現にしています。
「発達障害」などの言葉は入れず、理解が進んでいない子どもにも読ませやすいよう配慮しています。
親や教師に言われると納得しにくい子どもでも、漫画でわかりやすく自身の苦手さなどを理解し、うまくいくやり方はあるということを知ってもらうことで、子どもたちの心の成長にも役立つ1冊となっています。
漫画や解説文の漢字にはふりがな付き
商品概要
『マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック できない・やめられないが多い子がわかる解決法』
著者:モンズースー
監修:平岩幹男
定価:1,870円 (税込)
発売日:2023年5月9日(火)
判型:A5判/200ページ
電子版:あり
ISBN:9784058020555
発行所:株式会社 Gakken
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/book/2380205500