Last Updated on 2021年3月19日 by 今井 靖之
保育所に通う障害児への訪問支援も
株式会社global bridge HOLDINGSの関連会社のglobal child care(グローバルチャイルドケア、東京都墨田区、代表取締役・貞松成)は運営する児童発達支援施設「にじの広場」と放課後等デイサービス「にじ」で思考力を育て社会で必要とされる表現力の向上を目指す「学習プログラム」と、姿勢を保つ、支える、止まる、動くといった基本動作を重視する「運動プログラム」を新たに導入することにしました。プログラムでは、挨拶や順番を待つ、話を聞く、周囲を見る、友達を応援するといった対人関係に必要となるスキルも育てます。専門的プログラムの導入で「にじの広場」と「にじ」は多機能型施設へと業態変更することになり、名称を「あい・あいプラス」に変更します。さらに2021年4月1日には新たに「あい・あいプラス 新柏園」も開設します。
■3つの「学習プログラム」で会話力、注意力を伸ばし、思考力を育てる
学習プログラムでは、(1)微細運動プログラム(2)脳バランサーキッズ(3)IQパズル‐を中心とした支援計画によって個別最適な支援を行います。微細運動プログラムでは、ボタンを留める外すといった実際に手を使うことで目と手の協調を養うことを目的とします。また、脳バランサーキッズでは、学習に必要な認知機能ワーキングメモリ、注意力、言語と目の動きに注目します。さらに、IQパズルは、学習の基礎となる数、図形、思考力や課題を解決する方法を学びます。いずれも、図形を用いて同じ形を探すトレーニングや4色のボタンが順番に光り、それを記憶により再現するトレーニングを行います。
■跳び箱、鉄棒、平均台の活用で身体の基本的な動作を身につける運動プログラムを実践する
運動プログラムでは作業療法士と特別支援学校教諭が小学校体育の学習指導要領に基づき、障害を抱える子どもがつまずきやすい部分について特に反復練習できるように監修しました。姿勢を保つ、支える、止まる、動くなどの身体の基本的な使い方や、ADHD(注意欠如・多動性障害)、自閉症スペクトラム、学習障害の子どもに多く見られる身体の特有な動きに着目したプログラムを行います。具体的には、(1)走る、手を伸ばす、跳ぶといった動作を行う「跳び箱」(2)手に体重をかけることで身体を支える上肢機能と体幹を鍛える「鉄棒」(3)まっすぐ歩くことで目の運動と左右の下肢の動きを調整する「平均台」-を活用して行います。他にも2~4人の小集団で行うプログラムでは挨拶や順番を待つ、話を聞く、周囲を見る、友達を応援するといった対人関係に必要となるスキルも育みます。
■働く保護者の負担を軽減。認可保育所に通う発達が気になる子どもの専門的な早期支援も
「あい・あいプラス」では、global child careが直接運営する認可保育所に通う発達障害児に対し、月2回の訪問支援を行います。global child careが運営するあい・あい保育園(73施設)では1施設あたり1~3人ほど、発達支援が必要な園児がいますが、障害が軽度である場合は認知されにくいうえ、未就学児の場合は特に教育やしつけの問題と考えてしまうことも少なくありません。そういった子どもは「生きづらさ」を感じながら成長することになります。子どもの発達が気になっていても専門機関への相談に抵抗を感じたり、子どもの障害の受け入れを拒否したりするケースもあります。あい・あいプラスによる訪問支援は、児童が通いなれた保育所での支援を行うことで早期支援と保護者の負担を減らすことも目的としています。
株式会社global bridge HOLDINGS
代表者:貞松 成
所在地:東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 アルカセントラル16F
URL:http://globalbridge-hd.com/