Last Updated on 2020年8月2日 by 菅間 大樹
既に目標金額に達し、NEXT GOAL」にチャレンジ中
株式会社ヘラルボニーが、知的障害を持つアーティストの作品を扱うブランド「HERALBONY」からデザイン性と機能性を両立したアートマスクのクラウドファンディングを展開中です。
「昨日までは仕方なくつけていたマスクを、明日からはつけたいマスクへ」をスローガンに開発されたアートマスクは、4種類のデザインを用意。
6月9日にスタートしたところ、すでに第一ゴールをクリア。現在は、「NEXT GOAL」として3,000,000円が設定されています。支援募集は7月26日(日)22時まで。
https://readyfor.jp/projects/heralbony
◆ラインナップ
夏の魔物(小林覚)
白地に黒の線が入り乱れたように見えますが、その実は数字が繋がって出来たデザインです。作者は支援学校の頃、日記も作文も独自にアレンジした文字で書いていました。教諭らはこれを造形表現の形と捉え、伸び伸びとアートに注力できるよう見守ることにしたのです。
無題(工藤みどり)
作者自身の内側と向き合い瞑想しながら、幸福とも痛みともつかない果てなき世界を表現したというデザインです。ゆえに何を表現しているのかは本人のみぞ知るところでしょう。
迷路(高田祐)
黒地に様々な色と太さの直線が入り混じるデザインです。作者はデザインだけでなく太鼓やダンスといった音楽分野でも活躍しており、何度か海外公演もこなしています。2013年には個展も開いていました。
ギザギザ(坂本大知)
こちらは黒地に様々な色の曲線が交錯しており、多くの曲線が交わる部分はさながら光っているようです。作者は2019年に創作田楽舞の香港公演に参加しており、絵画方面ではダンスと融合したような描法が特徴的です。