Last Updated on 2020年9月29日 by 菅間 大樹
パラアーチェリー専用ウェアを開発
ヒュンメル(株式会社エスエスケイ、代表取締役社長:佐々木恭一、本社:大阪府大阪市中央区)は、2020年9月1日より、一般社団法人日本身体障害者アーチェリー連盟(東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル4F)とオフィシャルウェアサプライヤー契約を締結しました。契約期間は2020年9月1日から2021年9月30日まで。パラアーチェリーの日本代表(男子・女子)選手は、2020年度に開催される国際大会において、ヒュンメルがパラアーチェリー用に新開発したユニフォームやトレーニングウェアを着用します。
パラアーチェリー専用ウェアの開発にあたっては、日本代表の上山友裕選手からヒアリングを行い、ゲームシャツ(長袖・半袖) は、競技時にシャツの袖が弦に触れてしまう問題を解決するために、脇から袖先にかけてのパターン(型紙)をスリムに。屋外競技のため、風により袖部がバタつくと気が散るため、袖もシャープに仕上げ、天候に左右されず集中できるシャツに改善しました。
また、ヒュンメルのモチーフで、未来への広がりを意味するシェブロンラインをユニフォームのボディに透かしでデザイン。パラアーチェリーにとって、新しい時代への希望と飛躍となり、JAPANチームが表彰台の中央で映えるように、日の丸をイメージしたカラーリングを採用しました。また、ウォームアップスについては、ストレッチ性と着心地を追求した素材のため、車椅子に着座していると滑りやすい問題がありました。これを解決するために臀部から太腿裏にかけて、滑り止めのシリコンプリントを配置。座位競技時の安定性を向上させています。
パラアーチェリーについて
パラアーチェリーは、障がいの種類や程度に応じて、3つのクラスに分かれています。四肢の障がいがあり、車いすを使用する障がいが最も重度になるW1、対まひ(胸・越し髄損傷)などで車いすを使用するW2、上肢や下肢の障がいで、立位、もしくはいすに座って競技をする、最も軽度なSTの3つです。障がいの種類や程度に応じて、用具を工夫することも認められていることも特徴です。
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