Last Updated on 2023年5月18日 by 菅間 大樹
NPO法人インフォメーションギャップバスター(以下IGB、横浜市)の伊藤芳浩理事長が著書『マイノリティ・マーケティング – 少数者が社会を変える – 』を出版しました。
障害者のみならず、さまざまなマイノリティへのエールが結実した一冊
本書ではマジョリティ(多数者)中心の社会で、差別や偏見などの社会的問題を解決できずに困難さを感じているマイノリティが、マーケティングの手法を用いてその社会的問題を解決するヒントを提起するものです。
<本書で紹介する解決事例>
聴覚障害者が利用できる「電話リレーサービス」の普及啓発
オリンピック・パラリンピック中継への手話通訳付与
行政のパブリックコメントに当事者がアクセスできる仕組みづくり
自助・共助だけでは解決しえないこれらの課題に、聴覚障害を持つ著者は、アドボカシー(広報活動)、エンゲージメント(世論形成)、リコメンデーション(要望活動)の3つの観点で「公助」実現に向け動き出し、その実践過程を詳しく解説しています。認定NPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹氏との特別対談では、障害の有無を超えた社会変革への熱いエナジーを感じることができます。
マイノリティが日々感じていることや世界観、そして障害者のみならず、さまざまなマイノリティへのエールが結実した一冊です。
書名 マイノリティ・マーケティング – 少数者が社会を変える – |
筆者 書誌情報 NPO法人インフォメーションギャップバスター理事長 伊藤 芳浩 発行:筑摩書房 ISBN978-4-480-07540-6 本体価格 990円(税込) |