Last Updated on 2020年11月20日 by 菅間 大樹

介助犬使用者が一堂に会する「介助犬使用者の集い」、今年は初めてオンラインでの開催

(社福)日本介助犬協会は、肢体不自由者の日常生活をサポートする介助犬を育成しています。現在日本で実働する介助犬62ペアのうち、協会所属のペアが17組です。これまで一年に一度、介助犬総合訓練センターが位置する愛知県長久手市など一か所に介助犬使用者ペアが一堂に会し、親交を深めるイベントを開催してきました。第15回目の開催となる今年はコロナ禍の状況を踏まえて、オンラインでの開催となります。

例年行われる集いでは遠方のため参加できないペアもありましたが、オンライン開催となる今年は、これまでで最多の15組の介助犬ペアが北海道から沖縄まで全国から参加予定です。今年の集いではテーマを決めてグループでディスカッションを行うセッションも予定しており、久々に顔を合わせる使用者ペアと職員の交流を深めるプログラムの他、今年卒業(※)する介助犬とその使用者の「卒業式」も行われます。
※協会所属の介助犬は11歳の誕生日までに「引退(卒業)」を迎える。

【「介助犬使用者の集い」概要】
日時:2020年11月1日(日)13:00~15:30(一般参加不可)
内容:ディスカッション、介助犬ペア4組の卒業式

【問い合わせ先】
社会福祉法人日本介助犬協会
Tel:0561-64-1277
Mail:info@s-dog.jp
URL:https://s-dog.jp/

介助犬とは

手や足に障がいのある方を手助けするために特別な訓練を受けた犬。「落としたものを拾う」「緊急連絡手段の確保(携帯電話を探して持ってくる)」など物理的な介助作業の他にも、使用者になる肢体不自由者の心のサポートとなる。全国でわずか62ペア(2020年4月1日現在)しかおらず、普及が望まれる。

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。