Last Updated on 2020年1月21日 by 菅間 大樹
スマホをかざすと観光情報などが配信される仕組み
金沢市と金沢工大は連携事業として、AI(人工知能)を活用して点字ブロックからコードを読み取り、観光情報をスマートフォンに配信するシステムの実験を1月からスタートさせます。
視覚障害者だけでなく、市民や観光客に役立つ活用方法を提案することで点字ブロックの普及を進め、障害者と健常者双方の利便性を高めることが目的。
実験で使われる点字ブロックを専用のアプリを入れたスマホのカメラで読み取ると、AIが画像情報からコードを認識。コードに応じた観光情報がスマホに配信され、道案内などが表示される仕組みです。今後はレストランなどの情報も盛り込まれる予定とのこと。
ブロックの突起は25個あるため、コードのパターンは3000万通りほど作成可能。来年1月ごろまでに、金沢21世紀美術館周辺の市道24カ所に設置され、市民や観光客の協力を得ながらアプリの動作実験が行われます。