Last Updated on 2020年1月21日 by 菅間 大樹
東北農政局管内100団体の応募の中から選出
株式会社KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中澤雅己、以下KDDIエボルバ)の農産物栽培を通じて復興支援と地方創生、地元の障害者・アクティブシニア雇用に取組む「幸 満つる郷(さちみつるさと) KDDIエボルバ野蒜(宮城県東松島市、以下 幸満つる郷)」が、令和元年度「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」※において、優良事例として選出されました。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」とは
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」とは、「強い農林水産業」、「美しく活力のある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国に発信するものです。
https://www.discovermuranotakara.com/gaiyo/
幸 満つる郷が掲げる、想いを4つのカタチに 『真のダイバーシティ、障害者が農産物栽培・販売のプロとして働くこと』
1. 地元の障害者・アクティブシニアを正社員雇用
障害者39名、アクティブシニア11名を社員として地元から雇用し、宮城県の障害者雇用アシスト事業、東松島市の地方創生に貢献。さまざまな障害を抱えた方々の活躍推進を中心に、今後も事業所規模と雇用拡大を計画。
2. 将来就業を目指す障害者の実習・体験学習活動
障害者福祉施設、介護施設、若者サポートセンター、支援高校、中学校(支援学級生徒)、行政の皆さまと、農園内での実習や社員と一緒に一日作業をする体験学習を年間実施(2019年度体験者100名以上)。
3. 働きやすい職場環境づくり、働き方の工夫
・全面バリアフリーの施設に、研修室、気持ちを和らげる大きな休憩室や、障害者職業生活相談員資格者、食品衛生管理者、防災士等を配置。
・人に合わせた指導と助け合いが可能な5人1ユニット制での働き方や、無農薬栽培する幸満つる郷の野菜の付加価値を高めるために創意工夫が期待できる食品製造各種機材を導入し、社員が特性に合わせて働ける環境を整備。
・IoT・AIと通信回線を活用したスマート農業を導入し、収量や栽培期間、品質とともに、ITと人の融合による効率化、社員の健康・安全管理環境、やりがいと働く意欲を向上※3。(スマート農業施策と成果 https://www.k-evolva.com/news/detail20191202.html )
4. 地域密着型の無農薬野菜作りを推進、地場産業商品のPR、コミュニティ活動
・お客さま視点での野菜作り、東松島の自慢の食材や菓子加工品等のPRも含めた東北や東京での試食販売会の開催、自治体や企業主催のイベントへの出店を継続実施。
・復興支援やCSRにかかる国内法人主催のツアーやイベント開催地として、農業・収穫体験を継続的に提供。ワークショップ開催での意見交換会や小学生の自由研究勉強会などで障害者雇用や農業にかかるコミュニティ活動を実施。