Last Updated on 2020年3月7日 by 菅間 大樹

視覚障害者ランナーを支える伴走者の負担を軽減

山口市のソフトウエア開発会社「ニュージャパンナレッジ」が、精度の高い位置情報を利用してコース上の危険箇所を通知するiPhone向けアプリの開発を進めています。

アプリは日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う準天頂衛星「みちびき」から誤差1メートル程度の位置情報を専用の受信機で取得。事前に入力したコース上の段差やカーブなどの危険箇所に近づくと、ランナーと伴走者に音声で通知されます。

1月中旬には、山口市内のクロスカントリーコースで、ランナーと伴走者が2人一組になりアプリの動作状況を実験。 アプリは危険通知のタイミングの調整や、ラップタイムの計測機能を付けるなどして、東京五輪が開催される7~8月ごろの販売を目指しています。東京五輪・パラリンピック開催で関心の高まりが期待され、不足する伴走者の確保へ期待が高まります。

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菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77