Last Updated on 2023年4月28日 by 菅間 大樹
【内容情報】(出版社より)
『脳に何かがあったとき』Vol.2 2021年3月号です。
「脳卒中や交通事故などで脳にダメージを負った場合に、障害が残る場合があります。」
こう聞くと「それはそうだよ」と思いますよね。
でも実際、脳にダメージを負った人が、退院してから困るケース、そして復職や復学、就労で困りごとにぶつかるケースがとても多いのです。
中には、「高次脳機能障害」や「失語症」などの診断がついていない人、お医者さんに説明を受けていない人、また、この障害のためにお医者さんの話した説明内容を記憶していないという場合もあるのです。
私たちNPO法人Reジョブ大阪は、この事業を始めて以来、ずっと「啓発活動」に力を入れてきました。
まずは知ってもらうことが大切だと思ったからです。
でもただ、やみくもにお話するのではなく、ある程度形にしようと思ったのが、この冊子作りの発端です。
頼もしい助っ人も登場。
高次脳機能障害の当事者であり、文筆家でもある鈴木大介さんです。
鈴木さんは、いわば言葉のプロ。
ご自身の障害の困難さを言語で的確に表現しており、著書の読者さんからは「私のことが書いてある」「まったくその通り」という、代弁者としての位置を獲得しています。
また、NPO法人Reジョブ大阪でも動画配信やイベントをご一緒しましたが、やはり視聴者の方から「同感!」コメントを多くいただいています。
そこで、私たちは鈴木さんの取材の能力をお借りすることになりました。
ご本人が「取材というものができなくなってしまった」と語っておられる通り、以前のレベルには達していないとのことなのですが、「自分のリハビリにもなる」という鈴木さんのお申し出に甘えて、この冊子プロジェクトでは、鈴木さんを取材記者として迎えております。
気になる冊子の内容は?
各月、2名の当事者インタビュー。
復職、就職にあたり困ったことについて、インタビューをしました。
そして、鈴木さんが考察を加え執筆しています。
他に、言語聴覚士の立場から、リジョブの代表理事で言語聴覚士、西村紀子の寸評も掲載。
さらに、障害のある方でも読めるよう、要点コーナーも作りました。
全国の病院にこの冊子があること
それがNPO法人Reジョブ大阪の夢です。
脳卒中や交通事故などで脳にダメージを負った時に、入院先、通院先の病院にこの本があり、本人やご家族が読んでくれたらと願っています。もちろん、個人での購読も大歓迎。
冊子会員という制度もあります。
この冊子を毎月お届けする冊子会員になりませんか。会費は月千円です。
冊子会員特別サイトもあり、そこで会員限定のミニ動画などを閲覧することができます。
詳細はNPO法人Reジョブ大阪のサイトをご覧ください。
- 発売日 : 2021/4/9
- オンデマンド (ペーパーバック) : 26ページ
- 出版社 : NextPublishing Authors Press
- 言語 : 日本語