Last Updated on 2023年6月28日 by 菅間 大樹
【内容情報】(出版社より)
メンタルヘルス不調者の復職判断は難しく、トラブルが頻発します。これは、自然退職を回避して職場復帰をしたい労働者およびその意思を尊重して診断書を作成する主治医と、従前に近い労務提供が可能な状態での職場復帰を求める会社とで、判断のために有している情報が異なり認識に相違が生じていることに起因します。
この認識のずれを小さくし、復職前後のトラブル予防策として有効なのが、復職前の試し勤務の実施です。リモートワークの普及により、労働者の回復の程度を対面で把握することが難しいケースも増えている今、会社は、無用な紛争を回避するためにも積極的に試し勤務制度を活用すべきといえます。
本セミナーでは、試し勤務制度の設計・運用を中心に、休職開始段階における対応や復職後の労務管理も含めて、休職・復職にまつわる実務と規程について、数多くの企業からの相談に対応してきた弁護士と産業医が解説します。
詳細
【カリキュラム】
第1回目 休職編
2023年1月30日(月)14:00~16:00
講師:弁護士 柊木野 一紀
・問題の所在(試し勤務制度の必要性)
・休職関連規定の合理的な設計
・実務対応上の留意点
講師:医師 染村 宏法
・メンタルヘルスの社会的背景
・不調な社員への対応①~業務の綻びへの気付き・声かけ
・不調な社員への対応②~職場要因の確認
・不調な社員への対応③~健康状態の確認
・不調な社員への対応④~休業への対応
第2回目 復職編(試し勤務・通勤訓練)
2023年2月3日(金)14:00~16:00
講師:弁護士 盛 太輔
・復職と休職を繰り返す労働者への対応
・試し勤務の必要性
・試し勤務において、労働者に何をさせるべきか
・試し勤務において、労働者に賃金を支払うべきか
・試し勤務と(労働契約上の)賃金、最低賃金
・試し勤務と傷病手当金の支給
講師:医師 山本 愛
・近年の労働者の心の健康の現状
・復職判断の基準
・復職準備チェックシートの概要
・試し勤務、通勤訓練について
第3回目 復職編(復職後・テレワーク含む)
2023年2月13日(月)14:00~16:00
講師:弁護士 柊木野 一紀
・はじめに(テレワークと復職判断の関係)
・テレワークの制度設計と契約上の位置づけ
・テレワークと私傷病休職からの復職判断
・テレワークと私傷病休職(入口論)等
講師:医師 佐々木 規夫
・職場復帰の準備の重要性
・復職判断の留意点
・テレワークの復職ポイント
【テキスト】オリジナルレジュメ
【講師】
佐々木 規夫(ささき のりお)
一般社団法人 日本うつ病センター 上席研究員。日本精神神経学会専門医、精神保健指定医、日本産業衛生学会指導医、医学博士、労働衛生コンサルタント、社会医学系指導医。
染村 宏法(そめむら ひろのり)
一般社団法人 日本うつ病センター 上席研究員。日本精神神経学会専門医、精神保健指定医、日本産業衛生学会指導医、医学博士、労働衛生コンサルタント、社会医学系指導医。
柊木野 一紀(ひらぎの かずのり)
弁護士(石嵜・山中総合法律事務所 パートナー)
盛 太輔(もり だいすけ)
弁護士(石嵜・山中総合法律事務所 パートナー)
山本 愛(やまもと めぐみ)
神経学会専門医、精神保健指定医、日本産業衛生学会指導医、社会医学系指導医
● 収録時間:約6時間
● 【PDFデータ】レジュメ
【動作環境】
本商品をご使用いただくためには、お使いのコンピュータが以下の要件を満たしている必要があります。
ご利用を開始する前に必ずご確認ください。お使いのコンピュータの環境がご不明の場合には、コンピュータ付属のマニュアルをご覧になるか、販売店もしくはコンピュータメーカーまでお問い合わせください。
【ソフトウェア要件】
●Microsoft Windows 8.1/10(各日本語版)
●Windows Media Player
●Microsoft Word・Excel 2010/2013/2016/2019
●Adobe Acrobat Reader 9.0/10.0/11.0
【ハードウェア要件】
(CPU) 1GHz以上推奨
(メモリ) RAM1GB以上推奨
(モニタ) 解像度1280ドット×768ドット以上推奨
(プリンタ) Windows対応でA4サイズの用紙に印刷可能なもの
(DVDドライブ) DVD-ROMが読み込めるドライブが必要です。
- 出版社 : 日本法令
- 発売日 : 2023/4/21
- 単行本 : 208ページ