Last Updated on 2023年6月28日 by 菅間 大樹
【内容情報】(出版社より)
【概要】
発達が気になる子が支援につながるまでの検査・診断等の一連の流れをマンガでわかりやすく解説する入門書。
就学前と小学校低学年の2ケースを収載し、出会う出来事や専門職・専門機関、治療、療育などについて幅広く解説。
■発達の遅れ 心配になったら・指摘されたら どうすれば?
本書では、①発達障害の特性によって困っている子どもが学校で気づかれ、巡回相談を通して効果的な支援につながっていくプロセス、②5歳児健診で子どもの発達障害が気づかれた、支援につながっていくプロセス、をそれぞれマンガで紹介しています。
発達が気になる子の支援につながるまでの一連の流れをマンガで「見える化」し、専門的な内容についてわかりやすく解説しました。
保護者や支援者など、子どもの発達面を心配する方々が検査・診断を身近なものに感じて、早期発見・早期対応に意識を向けて、子どもたちが必要なサービスにつながればと思います。また、気づきから支援までのさまざまなプロセスで関わっている支援者の方々にもお読みいただきたい一冊です。
【主な目次】
第1章 マンガでわかる診断の流れと支援
【ケースⅠ】小学校で行動の問題や学習での遅れがみられる
第1話 小学校2年生時に担任からの指摘を受ける
第2話 巡回相談員との面談
第3話 医療機関での診断と対応
第4話 サービスの利用
【ケースⅡ】5歳児健診で指摘を受ける
第1話 5歳児健診
第2話 児童発達支援事業の手続き
第3話 医療機関の受診
第4話 就学相談
第2章 発達障害の概念と診断・支援までの流れ
Ⅰ 発達障害のアセスメントで使われる評価ツールとその意味
Ⅱ 支援の意味と必要性
Ⅲ 発達に特性のある子どもの未来に向けて
【著者情報】
岩永 竜一郎(いわなが・りょういちろう)
長崎大学生命医科学域教授、医学博士、認定作業療法士。日本感覚統合学会理事、特別支援教育士スーパーバイザーほか、長崎県内外のさまざまな委員を兼任。
主な著者に、『発達症のある子どもの支援入門――行動や対人関係が気になる幼児の保育・教育・療育』(同成社、2022年)、『特別支援教育に使える【感覚+動作アセスメント】マニュアル――「感覚処理の問題」と「不器用」への対応法』(合同出版、2021年)、『自閉症スペクトラムの子どもの感覚・運動の問題への対処法』(東京書籍、2014年)、『もっと笑顔が見たいから――発達デコボコな子どものための感覚運動アプローチ』(花風社、2012年)他多数。
- 出版社 : 中央法規出版
- 発売日 : 2023/5/18
- 単行本 : 192ページ