Last Updated on 2023年7月27日 by 菅間 大樹

公益財団法人日本パラスポーツ協会 日本パラリンピック委員会より、2024年に開催されるパリ パラリンピック凶器大会の日本代表選手の選考基準が発表されています。

1.日本代表選手団編成方針

日本代表選手団は、パラリンピックムーブメントの推進に寄与するとともに、社会規範を遵守し、公平性・誠実性・協調
性に基づき行動できる選手・スタッフをもって編成する。

2.日本代表選手・スタッフ選考基準

(1)選手選考基準

選手は、所属する競技団体が定めるパリ 2024 パラリンピック競技大会日本代表選手選考規程に基づき選考され、競技団体の理事会承認のもと JPC に推薦された者で、以下の基準を全て満たす者とする。

  • パリ 2024 パラリンピック競技大会の参加資格を満たしている者
  • 医学的観点から日本代表選手として推薦できる者
  • メダル獲得または入賞の可能性のある者

(2)スタッフ選考基準

スタッフは、所属する競技団体が定めるパリ 2024 パラリンピック競技大会日本代表スタッフ選考規程に基づき選考され、競技団体の理事会承認のもと JPC に推薦された者で、以下の基準を全て満たす者とする。

  • 障がいの種類・程度や性別等に配慮するとともに、自らの役割を適切に果たし、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートできる者
  • 健康面において派遣に支障がないと競技団体が認めた者

3.選考・決定手順

以下のア~オの順に審査を行い決定する。
ア 競技団体は、候補者リストを JPC に提出する
イ JPC 強化本部および日本パラスポーツ協会医学委員会は、前記選考基準に基づき候補者を審査する
ウ JPC 運営委員会は、審査結果に基づき日本代表選手・スタッフを決定する
エ JPC は、推薦のあった競技団体へ結果を通知するとともに公表する
オ JPC は、日本パラスポーツ協会理事会に結果を報告する

4.不服申し立て

選考結果に対する不服申し立ては、公表後7日以内に、競技団体を通じて文書により行われたものについて受理し、日本パラスポーツ協会内に設置する不服審査委員会により処理する。なお、日本スポーツ仲裁機構「スポーツ仲裁規則」に従ってなされる仲裁は、それに従う。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77