Last Updated on 2021年1月8日 by 今井 靖之

エビデンスに基づく友だちづくりプログラム、PEERS®

自閉スペクトラム症の特性のある思春期の子どもたちにとって、友だちを作り、その関係を維持することは容易ではありません。社会性に何らかの課題を抱える子どもたちに対するソーシャルスキルトレーニング(SST)は広く行われていますが、長期的にその効果が持続しにくい、介入以外の場面に般化しにくいなどの問題点が指摘されています。
また、最近では、SSTのワークシートが学校や療育で活用されていますが、紙面上では正解できても、うまくスキルを活用できずに、孤立した状況は変わらない…という子どもたちは少なくありません。

一方で、友だちを作ったり関係を維持したりすることが困難な思春期(多くは、中学生~高校生)の子どもたちのためのプログラムであるPEERS®(Program for Education and Enrichment of Relational Skills)は、ソーシャルスキルの知識が増えるだけではなく、自分が友だちを呼んで遊ぶ回数が増加したということが実証されています。PEERS®はカリフォルニア大学ロサンゼルス校で開発されました。

イベント:第3部「青年期のSST(PEERS®)」バトンタッチ講演会~科学的根拠に基づく自閉症支援~生涯を通して発達を支える

オンラインセミナー申し込み:https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=4347362877297858&EventCode=P658362804

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。