障がい者雇用への長年の取り組みと高い雇用率

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズは、2007年から障がい者雇用を開始し、現在では法定雇用率2.5%を上回る3.0%の雇用率を維持しています。その取り組みは高く評価されており、2024年には「障害者雇用エクセレントカンパニー賞」東京都知事賞を受賞しました。また、国際協力機構(JICA)の視察受け入れや、外部団体での講演も多数実施するなど、障がい者雇用の先進事例として注目されています。

「T&G ソーシャルファーム」の独自のサポート体制

同社には、障がいのある社員が所属する「T&G ソーシャルファーム」があります。彼らは結婚式場の清掃業務を担当し、ウェディングにおけるホスピタリティ向上に貢献しています。

清掃作業を行うスタッフたち

T&G ソーシャルファームには、福祉や障がい者支援に関する専門的な資格や知識を持つ「ソーシャルパートナー」が在籍しています。ソーシャルパートナーは、業務面のサポートだけでなく、通勤支援、心身のケア、生活面の相談まで幅広く対応し、社員が安心して長期的に働ける環境を支えています。さらに、障がい特性に応じて清掃場所や指示内容を視覚的に明確にするツールやマニュアルを取り入れるなど、業務を円滑に進めるための工夫も凝らされています。

障がいのある社員は、全社朝礼や社員総会といった社内行事にも参加し、会社の一員として働く仲間と共に多様な経験を積む機会を得ています。今回の認証では、このような独自のサポート体制と、T&G ソーシャルファームの業務が同社の主力事業であるウェディングのホスピタリティ向上に貢献している点が特に評価されました。

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの障がい者雇用に関する詳細な取り組みは、以下の動画で紹介されています。
テイクアンドギヴ・ニーズのダイバーシティへの取り組み~障がい者雇用~

今後の展望

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズは、今後も障がい者雇用をはじめとするダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進に努めるとともに、社員一人ひとりが働きがいを感じながら能力を発揮できる環境づくりに取り組んでいくとしています。このブライダル業界初の認証は、他の企業にとっても障がい者雇用の新たな可能性を示すものとなるでしょう。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77