Last Updated on 2019年9月25日 by 菅間 大樹

県内の東部消防局と中部消防局で1日から「Net119緊急通報システム」の運用がスタートしました。
「Net119緊急通報システム」は聴覚や言語機能に障害があり音声でのやりとりが難しい人を対象にした災害情報伝達ツール。
国は2020年度までにすべての消防本部・消防局でNet119の導入を目指していますが、昨年6月末時点で全国に728ある消防本部・消防局のうち、142カ所での導入にとどまっていました。

Net119を利用するには、各消防局や居住する自治体を通じて事前の登録が必要。
登録後は、送られてきた専用URLにアクセスすることで、画面上で「救急」か「火事」を選択し、現在地を入力して通報できます。
通報後は、消防とチャット形式でのメッセージのやりとりや画像の送信も可能。
自宅やよく行く場所は事前に登録でき、住所がわからない場合はGPS機能を利用して位置を特定することができます。

Net119緊急通報システムの概要はこちら
https://www.fdma.go.jp/mission/prepare/transmission/net119.html

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77