Last Updated on 2020年1月11日 by 菅間 大樹
共生社会の実現を目指しスポーツを通じたユニバーサルツーリズムの取り組み
この夏、 感覚過敏があり外出に困難を抱えている川崎市と大分市在住の発達障がいのある子どもたちとその家族を対象にしたサッカー観戦交流イベントが実施されました。
2019年7月27日(土)の、明治安田生命J1リーグ「川崎フロンターレvs大分トリニータ」戦に向け、JTB、ANA、富士通の3社が連携。共生社会ホストタウンである川崎市とともに、観戦に向けた様々な取り組みを図りました。
【各社の役割】
JTB:イベント実施前および当日の「心のバリアフリー」研修の実施
ANA:発達障がいに関する教育を事前に受けたスタッフが空港や機内で移動のサポート
富士通:発達障がいのある子どもたちの気持ちを表す「きもち日記」(※1)の提供、発達障がいに対する理解を深めるVR映像コンテンツの制作、提供と「心のバリアフリー」研修の支援
川崎市:観戦ツアーの企画、ツアー参加者の移動のための福祉バスを用意、センサリールーム(※2)の設置
(※1)発達障がいや知的障がいなどがある子どもたちが、気持ちや経験を5W1Hの日記形式で容易に表出・文章表現することを支援する富士通のソフトウェア
(※2)発達障がいや感覚過敏の症状により、大観衆の人混みや大音量の歓声を苦手とする抱える子どもたちが安心して観戦できる部屋
また、翌7月28日(日)は川崎フロンターレのコーチによるサッカー教室を実施。今回の企画実現に向けそれぞれがどのような連携をしたのか、 その過程が12月24日よりYouTubeで公開されています。