本書で〈私〉とは、自らの持てる可能性を最大限に発揮して生き、
主体的に他者と深く関わり合いながら、認識を新たにしていき、
常に変化に開かれた主体と考えられている。
〈私〉を生きるとはどのようなありかたなのか、
またそのプロセスを心理臨床家はいかに支えられるのか。
心理臨床
難病療養者のこころ: 心理臨床と生命倫理の視点から
難病を抱えて生きる人たちの多様なこころのありようを理解し、
効果的な心理的支援を行うために必要な知見を心理臨床、生命倫理の視点から提供する。
もう一度カウンセリング入門 ◇心理臨床の「あたりまえ」を再考する
カウンセリングは単なる問題解決の場なのだろうか。主訴とは、傾聴とは、共感とは何か。ナラティヴ・セラピーの視点から捉えなおす。
福祉心理臨床実践: 心の専門家養成講座9 「つながり」の中で「くらし」「いのち」を支える (心の専門家養成講座 9)
福祉における心理支援の知識・技法や基本姿勢とともに,欠かすことはできない制度や法律を多く取り上げ、多様な心理実践を紹介。
他者を支援する人はいかに成長するのか―心理臨床,福祉・障害,教育・保育の現場で働く支援者の軌跡
初めての仕事でも、ひとたび現場に出れば、そのときにもっている自分の全てで被支援者と向き合わなければならない。悩みながら接するうちふと成長をつかむ瞬間がある。苦悩を乗り越え活躍を続ける20人の支援者の物語。
関係を育てる心理臨床 どのようにこころをかよわせあうのか 専門家への手びき
心理臨床の現場に出て40年。みずからを育ててくれた3つのケースを丹念に描き出し、心理臨床の真髄を示した渾身の書き下ろし。
心理臨床の親面接:カウンセラーの基本的視点
心理臨床の親面接では,子どもの問題解決のために親と協力関係を結びつつ,時として親自身の課題や病理にも向き合う複雑な対応がカウンセラーに求められる。
新訂増補 子どもの心に出会うとき―心理臨床の背景と技法
村瀬嘉代子の「心理臨床」は、我が国の臨床心理学において他に比較しがたい重さを持っている。本書には、心理臨床の技術的側面を考える優れた論考を収録した。
卓抜な着想、迸るような臨床センスの煌めきが溢れ、このうえもなく現実的な臨床的治験が全編に亘ってちりばめられており、本書の各論考からは、仕事を通してよく生きることと学ぶこととは不可分であることが伝わってくる。すべてのセラピスト、心理援助者に読んでほしい本である。
セラピストの主体性とコミットメント: 心理臨床の基底部で動くもの
心理面接においてクライエントが抱える課題への作業が進展するには、セラピストが自分を懸けてクライエントと真摯に向き合い、柔軟な判断力や感性、自由な精神を最大限に生かすことが重要となる。