音が聞こえない、または聞こえにくい聴覚障害(難聴)。障害のある場所により、伝音難聴や感覚難聴、その両方である混合難聴に分けられ、聞こえ方の違いに差があります。
聴覚に障害があると仕事に支障をきたすことも考えられるため、適職や働きやすい職場を求めるための転職に悩むことも多いのではないでしょうか。
今回は聴覚障害を抱える136人の口コミから、働きやすい職場や業界、職種などを考察してみます。
聴覚障害を抱えている方は、今までよりも働きやすい環境を見つけるためにも、本記事をぜひ参考にしてみてください。
目次
- 聴覚障害のある方の職場に対する満足度
- 聴覚障害のある方にとって満足度が高い職場とは
- 聴覚障害のある方にとって満足度が低い職場とは
- 聴覚障害のある方におすすめの業界
- 聴覚障害のある方におすすめの職種
- 聴覚障害がある方の転職活動の進め方
- まとめ
1.聴覚障害のある方の職場に対する満足度
聴覚障害のある方にとっての働きやすい職場を知るために、職場に対する満足度をみてみましょう。
グラフによると「とても満足している」と「満足している」の合計が52%となり、聴覚障害を抱える方の半数近くが職場に満足しています。
聴覚障害のある方でも職場をうまく選べば、働きやすい環境を見つけられる可能性は高いといえるでしょう。
では、満足していると答えた方はどのような職場の様子に働きやすさを感じているのでしょうか?詳しくみていきましょう。
2.聴覚障害のある方にとって満足度が高い職場とは
職場への満足度が高い理由を分類しグラフ化してみました。その結果
- 病気や障害に対して理解がある 34%
- 周囲の協力がある 19%
- 特性にあった仕事ができる 14%
という結果になりました。
では、聴覚障害についてどのような点を理解し、どのような協力があると働きやすい職場なのでしょうか?
また特性にあった仕事とはどのような仕事なのでしょうか?
ここで聴覚障害についての理解を深めるために、コメントから悩みに注目してみると以下のような傾向がみられました。
- 聞こえづらい
- 聞こえないことによりできない仕事がある(または支障がでる仕事がある)
- コミュニケーションがとりづらい
- 疲れやすい
このような悩みへの理解やそれをサポートするための周囲の協力があること、そして特性にあった仕事ができることが働きやすい職場につながるのではないでしょうか。
では、働きやすい職場、満足度の高い職場とはどのような職場なのでしょうか。先ほどの悩みをヒントに考えてみると、以下のような職場が当てはまりそうです。
- 聞きやすいように配慮してくれる
- 聞こえやすい環境を整えてくれる
- コミュニケーションをとるために柔軟に対応してくれる
- 聴覚障害に配慮した業務が担当できる
- 休憩や休みがとりやすい
それぞれに当てはまる職場の様子を、口コミとともにみていきましょう。
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